陽のあたる場所2

こたろ

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恋の渦

恋の渦18

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2012年9月ーーー


ついに意を決して将吾くんにカムアウトをし、内心ドキドキしていた……。


今更女に戻るだなんて、否定されそうで……。



女に戻る計画は、決して将吾くんと結ばれたいとかそうゆうワケではなかった…。


ただ自分の気持ちに気づいてしまった以上、”女”として認められたいという欲望もあったのかもしれない……。


「……。

……ん~……。」


「……?」



「うんっ…。

…やっぱ、そうか……。

うんうん…w」



「……へ?」



「別にそれでええやん…?」



「……え?

ホントにそう思う……?」



「うんっ!!


だって…



別に本来それが普通やん?(笑)」



「まぁ確かに…そうなんだけど……。

ホル注打って…戸籍上の名前まで改名して……

今更女に本当に戻るってどうなのかな?って……」



「でも戸籍の性別は"女"のままなんやろ!?

だから別に戻るも何も…

だってアンタ、やっぱり男やないもんっ!!!」



「ははっ…w そっか…(笑)」



「一緒におればおるほど俺らと違う…"男"じゃないってよう分かるもんっ!!」



「そうなんだ……?w」



「別に正直に生きりゃええって!

うんっ!そっち(女でいること)が本来普通なんだから(笑)


それでももし時々(女でいることが)しんどなったら……




たま~に、今のそっち(男)の格好すればええやんかっ!!」



「…うん

確かにそれもアリだねっ♪(笑)」


「うんっ!

たま気晴らしそっち(男装)やって心のバランス保てばええって!


もう、無理して生きんでいいって!!


だからアンタ……




"男ごっこ"はもう終わりぃやっ!!!」
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