陽のあたる場所2

こたろ

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恋の渦

恋の渦13

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「……っ!

ははっw


……確かにその可能性もあるわな…(笑)」


「だしょ?w


……でもそれくらい…

例え自分の命落としてでも”行きたい”って思えるくらい、ハイスタは凄いバンドだと俺は思う…。」


「まぁね…。

でもいくらハイスタ好きでもそんなんで命落とす奴、俺はいただけないけどね(笑)


ハイスタもそんなんで命落とされたらたまったモンじゃないと思うよ?


そもそも音楽は、人を幸せにするためにあるモンだと思うし…


きっとハイスタも、みんなを幸せにしたくてライブをやってるだろうからさっ!!」


「……、

確かにそうかもしれん……。」



「好きな音楽、好きなアーティストに敬意を表するならば、

ちゃんと生きてその良さを伝える方がお互いの為だし、みんなの為でもあると思う。

死んだら、全てが終わりさ。


もし死んでしまったら…


大好きなハイスタの曲さえ、もう聴くことも出来ないんだから……。」


「……。

確かにそうやね……。」



それから将吾くんと俺は、横浜駅で今度はJRに乗り換え、高円寺に向かった。


将吾くんは高円寺に住んでいるし、俺は職場である高円寺に自転車を置いてきたから……。



乗り換えるとさっきまで大混雑はなくなり、座席に座りながら高円寺まで向かった…。


「あのさ…

実は今日タマコちゃんから連絡来て……」


「…うん?

どうかしたの…?」


「今日さ……

……っ。


今日がさ………


”翠ちゃん”が群馬の実家に帰る日だったらしい…っ!!」
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