陽のあたる場所2

こたろ

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恋の渦

恋の渦11

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それから俺はすぐさまAIR JAMのチケットを落札し

将吾くんは横浜スタジアムでチケットを受け渡しを無事に終え、会場入りしたと連絡が来た…。


俺はホッと胸を撫で下ろし、仕事に集中することにした。


そして仕事は予定より早く終わったので、俺は1人で横浜スタジアムに向かった…。


俺がチケットもないのに横浜スタジアムに向かったのは

AIR JAMのライブに行けない人も外から観れる専用モニターが設置されているからだ。


そして昨日のリハーサルに行ったおかげで、横浜スタジアムの外からも充分生音が聴こえるし

中に入れなくてもライブをそれなりに堪能できるって分かったから……。


更には兄夫婦も行っているから、ライブ後に久々に顔を合わせようと思った。



そして何よりもライブ後、興奮冷めやらぬ様子であろう将吾くんのキラキラした笑顔が見たかったから………。



だけど……

俺は将吾くんを想うばかりで自分の心をすり減らしていたようで………



「ちょっとぉっ!!

おいもちゃんまた更に痩せたんじゃない!?」


ライブ後、会場から出てきた兄夫婦に会うなり

兄の奥さんであるさっちゃんが俺の姿をみてビックリしたようだ(笑)


”おいもちゃん”とは俺のあだ名で、奥さんと自分の元々の名前が同じ”サチコ”で

ややこしいからと”妹”から”おいもちゃん”と命名された兄夫婦限定のあだ名だ(笑)


「あははw 確かに更に痩せたけど、前回会った時とそんなに変わってはいないよ?w」


俺はそう言いながらも苦笑いになっているのが自分でも分かった…。


「おいもちゃん絶対痩せたって!!

…大丈夫!?」



「あははっw 大丈夫だよ♪

元々デブだからむしろもうちょっと痩せた方がいいくらいだしね(笑)」





 「……それがさ、

健康に痩せてるんだとしたらいいんだけどね?」
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