陽のあたる場所2

こたろ

文字の大きさ
上 下
368 / 771
正義のヒーロー

正義のヒーロー24

しおりを挟む
篤史は今日も弁護士と会う予定で時間も聞いていたから

今更LINEして間に合うかどうか一か八かだったけど、私は一方的に篤史に次々とLINEを送っていた…。


『これで逆に勝ってしまったら、奥さんの恨みが恐ろしくてとてもじゃないけど北海道 には住めないよ(ノ_<)』


『人間の負の感情ほど怖いものはないよ

こっちが折れてお金で解決して、向こうにも幸せになってもらう方がお互いプラスじゃないかな?』


『せっかく前回の調停で篤史が良い事言ったなと思ったのに、逆恨みされるようなことしない方がいいと思う。』


『まだ弁護士さんと話をしているなら、彼女がそう言っていると相談してほしい(>_<)』


私はただただ必死にLINEを打って送信していた…。


すると……?


『弁護士のところには3時に行くよ!まだ行ってはないよ!』


篤史から返事がやってきた。


『13時かと勘違いしてたわ( ̄▽ ̄;)』

『あはは(笑)

逆告訴は午前中に取り下げてる!相手の思う壺は嫌だから(¬_¬)

何か俺の壺には、合わない!逆告訴は


幸子は必ず、取り下げてほしいと言うと思ったからさ!』


『そうだったんだね(o^^o) 安心したよ(*^_^*)』


『弁護士が午後一に裁判所行ってくれて、取り下げてるから。

幸子が言ってくると思った!逆告訴取り下げてとさ(^_-)』


『さすが篤史!(*^^*)

よく分かってるね♪嬉しいよ♪』


『あまり弁護士の話鵜呑みにはできないわ( ̄▽ ̄;)

やり手の弁護士だけど、やることも過激な部分もあるわ( ̄▽ ̄;)』


『うん、弁護士にどんなこと言われても篤史らしい考えを貫いた方がいいよ(o^^o)』


『そうだね!本当に心配ばかりかけてごめんなさいT_T』


『ううん(o^^o)

既に取り下げてるなんてさすが篤史って思ったよ(^_-)だから私は大丈夫だよ(*^^*)』


『幸子ありがとな!取り下げて正解だったな(^_-)』


『こちらこそ♪やっぱり篤史のこと改めて大好きだわ(*^^*)』


『何か俺の意思になれなくてさ!』


『その方がいい男だよ!!(o^^o)』


『時間かかっても、正々堂々行くさ!

腹くくったし!弁護士にも、伝えたからさ!!』


私は篤史のLINEを読んでやっとホッとした。

とにかく元奥さんには篤史に固執せず、次のステージに向かって欲しかったから……。


だけど、そもそも元奥さんだけでなく、篤史の性格も難アリなワケで……(笑)


「はぁ…!?

”逆告訴”は篤史の独断だったの!?」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

桜吹雪と泡沫の君

叶けい
BL
4月から新社会人として働き始めた名木透人は、高校時代から付き合っている年上の高校教師、宮城慶一と同棲して5年目。すっかりお互いが空気の様な存在で、恋人同士としてのときめきはなくなっていた。 慣れない会社勤めでてんてこ舞いになっている透人に、会社の先輩・渡辺裕斗が合コン参加を持ちかける。断り切れず合コンに出席した透人。そこで知り合った、桜色の髪の青年・桃瀬朔也と運命的な恋に落ちる。 だが朔也は、心臓に重い病気を抱えていた。

「恋みたい」

悠里
BL
親友の二人が、相手の事が好きすぎるまま、父の転勤で離れて。 離れても親友のまま、連絡をとりあって、一年。 恋みたい、と気付くのは……? 桜の雰囲気とともにお楽しみ頂けたら🌸

僕を愛して

冰彗
BL
 一児の母親として、オメガとして小説家を生業に暮らしている五月七日心広。我が子である斐都には父親がいない。いわゆるシングルマザーだ。  ある日の折角の休日、生憎の雨に見舞われ住んでいるマンションの下の階にある共有コインランドリーに行くと三日月悠音というアルファの青年に突然「お願いです、僕と番になって下さい」と言われる。しかしアルファが苦手な心広は「無理です」と即答してしまう。 その後も何度か悠音と会う機会があったがその度に「番になりましょう」「番になって下さい」と言ってきた。

光のもとで2

葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、 新たな気持ちで新学期を迎える。 好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。 少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。 それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。 この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。 何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい―― (10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)

生まれ変わりは嫌われ者

青ムギ
BL
無数の矢が俺の体に突き刺さる。 「ケイラ…っ!!」 王子(グレン)の悲痛な声に胸が痛む。口から大量の血が噴きその場に倒れ込む。意識が朦朧とする中、王子に最後の別れを告げる。 「グレン……。愛してる。」 「あぁ。俺も愛してるケイラ。」 壊れ物を大切に包み込むような動作のキス。 ━━━━━━━━━━━━━━━ あの時のグレン王子はとても優しく、名前を持たなかった俺にかっこいい名前をつけてくれた。いっぱい話しをしてくれた。一緒に寝たりもした。 なのにー、 運命というのは時に残酷なものだ。 俺は王子を……グレンを愛しているのに、貴方は俺を嫌い他の人を見ている。 一途に慕い続けてきたこの気持ちは諦めきれない。 ★表紙のイラストは、Picrew様の[見上げる男子]ぐんま様からお借りしました。ありがとうございます!

解放

papiko
BL
過去にCommandされ、名前を忘れた白銀の髪を持つ青年。年齢も分からず、前のDomさえ分からない。瞳は暗く影が落ち、黒ずんで何も映さない。 偶々、甘やかしたいタイプのアルベルに拾われ名前を貰った白銀の青年、ロイハルト。 アルベルが何十という数のDomに頼み込んで、ロイハルトをDropから救い出そうとした。 ――――そして、アルベル苦渋の決断の末、選ばれたアルベルの唯一無二の親友ヴァイス。 これは、白銀の青年が解放される話。 〘本編完結済み〙 ※ダイナミクスの設定を理解してる上で進めています。一応、説明じみたものはあります。 ※ダイナミクスのオリジナル要素あります。 ※3Pのつもりですが全くやってません。 ※番外編、書けたら書こうと思います。 【リクエストがあれば執筆します。】

陽のあたる場所

こたろ
エッセイ・ノンフィクション
曖昧な関係な彼と昔の私の恋の続き… 「ねぇ、自殺しようと思ったことある?」 「…あるよ。」 それでも俺らは生きていく---。 ※ちょこちょこ訂正しながら進めて行きます。 ※登場人物は全て仮名です。

捨てられ子供は愛される

やらぎはら響
BL
奴隷のリッカはある日富豪のセルフィルトに出会い買われた。 リッカの愛され生活が始まる。 タイトルを【奴隷の子供は愛される】から改題しました。

処理中です...