陽のあたる場所２

正義のヒーロー

正義のヒーロー12

「アハハっw

嬉しい事言ってくれるね♪w


…でもさ、私はそれより篤史の印鑑が気になるんだけど…ちゃんと返してもらいなよ！？」


「あぁ、それなんだけどよ、

店に入るなりすぐに返してきたわ！（笑）」


「え、そうなんだ！？

良かったぁ～っ！！」


「なぁんか、わざわざよ、ま～たずいぶんと立派な木製の包み箱に入れてきたもんだからよw 俺手ぶらで来たしよw

あ、ちなみにそっちの手ブラじゃねぇぞ？（笑）」


「アハハハっ！w

はいはいw 分かってるからっ！！（笑）」



「ったく、おめぇも冷てぇなぁ！？w

まぁいいわww

んでよ、『持って帰るのにそっだらモン邪魔ですわっ！w

俺それ要らないんで中身だけくださいっ！』っつってよ（笑）」


「まぁまぁせっかく気ぃ遣って木箱に入れてきてくれてくれたんだから有り難く頂戴しておきなよw

きっとその木箱も高いヤツだろうしさ（笑）」


「いやいや、ンなモン邪魔くせぇわっ！！

だからよ、『ンなモンに入れてくるならせめて袋くらい用意してくださいよっ！！』

っつったらよw ま～た不機嫌になるモンだからよww

結局スーパーのビニール袋みたいの貰って、それに入れて持って帰ったわっ！！（笑）」


「アハハっw

結局貰って帰ったワケね（笑）


…でさ、結局肝心の話はなんだったの…？」


「やっぱり熊本の件の話だったわ。

俺から聞く前に向こうから話してきたわw


…ボスも相当追い込まれてるようだったわ（笑）」


「え…熊本の話ってことは篤史が代表取締役になってるワケでしょ！？

熊本の支店はどうなの！？ダミーじゃなくちゃんと機能してるの！？」


「それがよ、どうもボスが社長になる前から、次は自分が社長になると分かっていたんだろうな？

だから、今の会長に内緒でその頃から水面下で熊本の支店を動かしてたようなのさ。

多分その時は”金になるっ！”って思ったんだろうな？（笑）


…だけどよ、その支店がどうやら上手くいってないみたいでよw


その支店がよ、なんと俺名義で1000万の借金があるっていうのさっ！！（笑）」