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正義のヒーロー
正義のヒーロー7
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2017年3月4日ーー
篤史と私はいつも通りお昼休憩に電話していて、私はこの話を聞いた瞬間に嫌な予感がしていた……。
能天気な篤史もさすがにこの話には危機感を持ったのか……
「だから今日の朝ボスに言ったよ!
『俺の印鑑返してくださいっ!!』って!!」
「…で、返してもらったの!?」
「いや、『アレは俺がちゃんと預かっておくから(笑)』とか言われてよっ!
結局返してもらってねぇんだわっ!」
「も~っ!そもそもなんでそんな大切な物を預けちゃうかな!?
もうっ!!一緒に住んだら私が全て管理するっ!!
篤史はいろいろ詰めが甘過ぎるっっ!!!」
「……あぁ、ぜひ頼むわ。
俺も全部管理はおまえに任せるっ!
俺もこの件は想定外だったわ…。」
「この話、会長知ってるの!?
会長に言って相談した方がいいんじゃない!?」
「いや、それはできねんだわ…。」
「なんでよっ!?
会長の会社でしょ!?そんな社長が勝手に支店作ってるなんて会長も知る権利あるでしょっ!?」
「昨日の取締役会で会長が辞任することになったんだ…。」
「…え?会長が!?
会長辞めたら社長の独裁になっちゃうじゃん!?」
「『会長は体調が悪いからしょうがないね』って話で多数決で可決されたんだわ…。」
「…え、それこそ昨日の取締役会で会長が篤史を社長に推薦したって話は…!?」
「ボスに揉み消されたんじゃないか?w
推薦状書いたって聞いたのに何も話が上がってこねぇわ(笑)」
「大丈夫なの!?このままじゃ篤史だけじゃなく会社が心配だよっ!!」
「大丈夫さ、俺がなんとかする…っ!」
…それから夜になって篤史から電話がきた。
「さっきボスから話があるって連絡きて、明日の夜ボスと会うことになったわ!
熊本の件もちゃんと聞いてくるわ!」
「そうなんだ!?
良かったぁ!まぁどんな事言われるか心配だけど…w
とりあえずちゃんと話す機会が出来て良かったよ♪」
「…でもよ、向こうから俺に話があるって事は只事じゃねぇわ!w
多分俺らが思っていた以上に根が深そうだわっ!!」
篤史と私はいつも通りお昼休憩に電話していて、私はこの話を聞いた瞬間に嫌な予感がしていた……。
能天気な篤史もさすがにこの話には危機感を持ったのか……
「だから今日の朝ボスに言ったよ!
『俺の印鑑返してくださいっ!!』って!!」
「…で、返してもらったの!?」
「いや、『アレは俺がちゃんと預かっておくから(笑)』とか言われてよっ!
結局返してもらってねぇんだわっ!」
「も~っ!そもそもなんでそんな大切な物を預けちゃうかな!?
もうっ!!一緒に住んだら私が全て管理するっ!!
篤史はいろいろ詰めが甘過ぎるっっ!!!」
「……あぁ、ぜひ頼むわ。
俺も全部管理はおまえに任せるっ!
俺もこの件は想定外だったわ…。」
「この話、会長知ってるの!?
会長に言って相談した方がいいんじゃない!?」
「いや、それはできねんだわ…。」
「なんでよっ!?
会長の会社でしょ!?そんな社長が勝手に支店作ってるなんて会長も知る権利あるでしょっ!?」
「昨日の取締役会で会長が辞任することになったんだ…。」
「…え?会長が!?
会長辞めたら社長の独裁になっちゃうじゃん!?」
「『会長は体調が悪いからしょうがないね』って話で多数決で可決されたんだわ…。」
「…え、それこそ昨日の取締役会で会長が篤史を社長に推薦したって話は…!?」
「ボスに揉み消されたんじゃないか?w
推薦状書いたって聞いたのに何も話が上がってこねぇわ(笑)」
「大丈夫なの!?このままじゃ篤史だけじゃなく会社が心配だよっ!!」
「大丈夫さ、俺がなんとかする…っ!」
…それから夜になって篤史から電話がきた。
「さっきボスから話があるって連絡きて、明日の夜ボスと会うことになったわ!
熊本の件もちゃんと聞いてくるわ!」
「そうなんだ!?
良かったぁ!まぁどんな事言われるか心配だけど…w
とりあえずちゃんと話す機会が出来て良かったよ♪」
「…でもよ、向こうから俺に話があるって事は只事じゃねぇわ!w
多分俺らが思っていた以上に根が深そうだわっ!!」
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