陽のあたる場所２

思考と嗜好

思考と嗜好7

浩志さんのご両親は私達の離婚を『浩志が働いてなかったからしょうがない』と思ってくれたようで、

私としてはその話を聞いてだいぶ心が軽くなった♪

とは言え、その離婚話をしている間にお義父さんは黙って1人で部屋に戻ってしまったらしいが…w


お義父さんにもお義母さんにも可愛がってもらっていたから、2人にも会えなくなると思うと寂しいけど、もう後には引けないーー。


私には”篤史”との未来が待っているのだからーーー。


「お母さん、近々離婚届にサインしてもらってもいい？」


あれから2日後、私は今度は実母と電話をしていた…。


離婚の話も本格的に進めようと思っていたし…

「サインするって…どうすればいいかしら？

幸子の家に行けばいいのかしら？」



「いや、郵送するからいいよ。その前に浩志さんに書いてもらわないとだし…。

そういえばお母さん、健ちゃん私の事何か言ってた…？」


「幸子と”縁を切る”って言ってたけど……」


「やっぱまだそんな事言ってるんだねw

じゃあお父さんの一周忌も行かない方が良さそうだねw」


「お母さん、嫌だわっ！

そんな家族なのに縁を切るだなんてっ…！！」