陽のあたる場所２

真実の扉

真実の扉16

人間とは上の立場になればなるほど孤独になるものだ…。


それは別に誰が悪いワケでもなくただの自然の摂理で

上司には自然とゴマすりをしたり、おべっかを使ったり…

悪気もなくご機嫌取りをしているのが一般的だ……。


だからこそ上司になればなるほど本音で話せる人が少なくなり

時には何かに頼りたくなるワケで……w


「じゃあ始めるわね！」


2016年12月24日ーーー


私は篤史を連れて、新宿のタロット占いにやってきた。


私は前回1人で来たので、今回占ってもらうのはもちろん篤史がメインなワケだけど

占い師さんはまずは私達２人の関係性を占いだしたーー。


「お二人とも、と～ってもラブラブね（笑）」


「え！？w アハハハハっw

篤史、なんか照れちゃうね（笑）」


そう言いながら篤史の方を見ると、篤史は照れ臭そうに笑っていた（笑）


「アツアツでこっちの方が照れちゃうくらいだわ（笑）」


占い師さんはそう言いながらタロットカードを次々とめくっていった。


「そうね、まず彼…篤史さんの方はいつでも彼女にウェルカム態勢ね。

だけど今、彼女は動けない状態になってるわね。

篤史さんは彼女が離婚するのを待っているんだと思うんだけど、

彼女は今のこの状況でも篤史さんと上手くいってしまっているから

『このままの関係でもいいかも…』とか思っちゃってそうね？（笑）」


「え！？私が！？」


「そうよ？w あなたよ！w


だからあまり長引くようなら篤史さんからも

『いつまで待たせるんだ！？』って彼女をつついた方がいいわよ？（笑）」