陽のあたる場所２

真実の扉

真実の扉12

「ホントに！？

…え、何で分かるの！？」


「弁護士同士で話したのさ。

それで『こっちからはこうゆうモンが出てきましたけど？』って言ったら

やっぱり向こうは想定外で全く知らなかったらしくてさw

『そうゆう物が出てきてしまった以上、こちらはもう何も打つ手はありません』って完全に諦めモードらしい（笑）」


「そうなんだ！？

良かったぁ！！DNA鑑定見つかって♪」


「ホント良かったわw

でな、あっちは今金に困ってるらしいんだわ。

だから最後に手切れ金として50万支払って『もう今後一切関わらないでくれ』ってカタチをとるからさ。

わりぃけどそこの金だけはこっちから出すことにしちまったわ！」


「全然いいっしょ！？w

最初は2、300万覚悟してたんだから！（笑）」


「あぁ、おまえに一応言わなきゃなと思ってさ。それ聞いて安心したわw


だからもう３月にはカタがつく！

だから３月になったら幸子も北海道来いっ！」


「分かった！３月までには仕事辞めてそっち行くよ！！

ちょうど新宿の占い師さんにも『３月をめどに離婚届を提出した方がいい』って言われてたから丁度いい時期だわ！」


「そうだったのか！？w

じゃあ丁度いいな！」


「うん♪ しかも占い師さんから『彼は金運ないわねw 前の奥さんからゴッソリお金持ってかれるわよ？（笑）』

って言われてたけど50万で済むなら全然良かったよ♪

そこは当たらなくて良かったわ（笑）」


「だな（笑）

これでおまえと心置き無く一緒になれるわっ！」


「うん♪ やっと一緒に住めるね♪」


プルルルルルっ♪



「ん？幸子の携帯か！？」


「…あ、私だ！」


「着信じゃねぇのか？」


慌ててスマホを確認すると……


「あ、弟からだ！

ちょっと悪いけど出るね！？」



「もしもし？幸子？」


「信二郎久しぶりw

どしたの？」


「年始に家族で集まる件だけどさ…」


「その件だと思ったわw

結局いつにするの？」


「その件なんだけど…


ちょっと今揉めてんだわっ！！」