陽のあたる場所２

不実な策略

不実な策略34

それから私は篤史に真央とハロウィンパーティーに行った日の出来事を説明をした…。


「ハロウィンっちゅーことは、もう１ヶ月以上も連絡来てないのかよっ！？」


「そうゆうことになるね…。」


「俺から連絡してやろうか！？」


「いや、いいよ…。」


「真央の連絡先教えろ？俺から真央に電話するっ！

俺が２人の間取り持ってやっからよっ！」


「いいって！！話がややこしくなるっw」


「失敬だなっ！w

これでも俺は”愛のキューピット”と呼ばれてるんだぞ！？（笑）」


「アハハハハっw

何それ！？w 誰に呼ばれてるのよ！？ww

初耳だけどっ！！（笑）」


「いや…w 誰もそんなん呼んでくれねぇw ま、冗談だけどよ（笑）

でもよぉ…あんなに仲良かったんだから、ちゃんと仲直りしろよ！？

大切な親友だろっ！？

それにおまえの親友の真央は、俺にとっては妹みたいなモンよっ！

俺は親友を失なっちまったからこそ、２人にはこれからも仲良くして欲しいのさっ！」


「うん…。

だからって今すぐにどうこうしても拗れるだけかもしれないから、しばらく待ってみるよ。

そのうち向こうの気持ちも落ち着いたら、連絡くるかもしれないしさ。」


 「待つったって、もう1ヶ月以上だべ！？

いくら何でも長すぎるべよっ！？」


「大丈夫だよ。今までにもこうやってしばらく音信普通になることあったからさ。」


「でもよぉ…もう一度幸子から連絡してみた方がいいんじゃねぇのか？」


「ううん。待ってみる。

正直さ、一昨日篤史がさ

『どんなに長い付き合いであろうと”自分の人生にプラスにならない人”は関わるのは辞めた方がいいっ！』

って言ってたじゃん？その時『そうかもな』って思ったの。

真央も以前同じ事言ってたんだよね。

私はさ、これからどうせ北海道に行っちゃって真央とあんまり会えなくなっちゃうし、真央には真央の東京の生活がある。

だからこのまましばらくは音信普通でもいいのかな…って。

真央はまだ結婚する気ないっぽいし、私より他の東京の友達と仲良くした方が真央の為でもあるのかなって。

だから今の私は真央にとってはプラスにならない人間かもしれない。」


「ンなわきゃねぇべさ！？」


「まぁそれはどっちでもいいんだけどさw

とりあえずさ、待ってみるよ♪


もし真央と私に本当に縁があるとすれば…


またいずれ何らかの巡り合わせで再会できると思うからさっ！！」