陽のあたる場所２

涙の披瀝

涙の披瀝25

お母さんに篤史の話なんてしなきゃ良かった…。

でも話した時は５月でまだ自分自身も迷っていたし…

まさか本気で結婚を考えるとは思っていなかったから、ついついあれこれ話して相談してしまっていた…。


「健ちゃんごめん、遅くなっちゃったね…。

また連絡するよ…。」


あれから兄とずっと話し合いをしていたけど平行線で、

話を切った後気づけば日付けが変わっていた…。


私はハッとしてすぐにLINEをチェックした。


『幸子帰ってきたのかな？

寝たかな？幸子
ゆっくり休んでな？

今日もゴタゴタあって最後はたいへんだったよ(笑)

中々この頃、タイミング合わず(TT)
仕方ないね
おやすみなさい 幸子^_－』


私は篤史からのLINEをみてすぐに返信した。


『お兄ちゃんとずっと話してて今終わったよ（笑）

篤史は今どうしてる？』


それから私は篤史の返信を待っていていたけど返ってこなくて…

独りでリビングで待ちぼうけして、いつの間にかそのまま寝ていた（笑）


そして目か覚めると…


『おはよう 幸子
兄さんと話してたんだ？（笑）
昨日は幸子からLINEこないから寝てた(笑)

今日は話せるかな？（笑)あはは』

『おはよ( ´ ▽ ` )ﾉ昨日はごめんね(ノ_＜)

お兄ちゃんと長話になっちゃって(>_<)

なかなか時間合わないね(；´Д`A

今日のお昼こそお話したいな♪(*^^*)』


それからまたいつも通りお昼休憩に篤史に電話をすると…


「幸子！

俺、解雇されることになったわ（笑）」