陽のあたる場所２

涙の披瀝

涙の披瀝6

「もし捕まったらちゃんと認めるっ！！

でもそしたら……


幸子はもう会ってくれないよな…？」



「そんなことないよ！w ちゃんと面会しに行くって！」


「でもそうなったらさすがに俺と別れるだろ…？」


「………。

……待ってるよ。」



「……え？」



「篤史が出てくるまで待ってるよっ！」



「……え？

…ホントか？」



「うん、ちゃんと待つからっ！

…安心して？」



「…っ…ホントに俺なんかでいいのか…？」


「…うん。」


「こんな俺を許してくれるのか…？」


「…うん。

ちゃんと今月中にやめたらね…？w」


「必ず今月中にやめるっ！

…でも本当に俺なんかでいいのか？」


「しつこいっ！（笑）

だってさ、

篤史も私に言うの勇気がいったでしょ…？」


篤史は言葉を発さず、思いっきり首を縦に2回振っていた…。



「……っうっ…っうっ…。」



篤史の目からは涙が溢れ出していた……。



「篤史…

言いづらいこと、ちゃんと話してくれてありがとう。」


「っうっ…うっ……。」


「でもね篤史…

それは本当はいけないことだから…


ちゃんとやめて、これからは真っ当に生きてよね？」


篤史はまた頭を縦に2回力強く振っていた…。


「…っうっ……っうっ……

最初は……このまま黙っていようかと迷ってたんだ…。

このままやめればバレねぇかもしれない……

っうっ…っうっ…

…でもっ…もしそれでバレたら…


…っうっ……幸子は絶対に俺を許さないだろうって……！」


「そりゃ許さないよっ！w

でもこれがホントに最後なのね！？」


「…っ間違いねぇっ！これが最後だっ！

もうこれ以上なんもねぇっ！！

もしこれ以上なんかあったら……


俺は自ら命を絶つっ！！」