陽のあたる場所２

恩讐の乱

恩讐の乱23

「やっぱりっ！！そりゃみんな普通そう思うよっ！！

あ～っ、ホントに勿体無いっ！！」


「なんだよっ、幸子まで俺を責めるのかいっ！？」


「別に責めてるワケじゃないけどさ！篤史自身がそれで良かったの！？ってだけよ！

普通さ、家なんて人生に一度だけの買い物なんだからさっ！！」


「そりゃ普通はそうだな。

でも後は値段上げる方法が一つだけあんだわ。」


「…え？ホント！？」


「家具を買い取ってもらうのさ。」


「なるほどね。でも家具って言っても好みあるし…そんなに値段つけられないでしょ…？

まぁ家電製品とかならある程度相場は同じだし、値段つけられるかもしれないけどさ。」


「まぁ家具つけてもたいして金にはなんないかもしんないけどなw

けどよ、最初は家具とか全部取っ払って売る予定だったんだけど、よく考えたら勿体無いって思ってよ。


とりあえずさ、俺んちテレビが全部屋に付いてんのさ（笑）」


「はぁ！？全部屋って5台も！？

篤史テレビ全く観ないって言ってたじゃん！？」


「俺は観ねぇけど、前のカミさんに全部屋にテレビ付けてくれって言われてよw

全部屋と、あとはリビングに付けて6台よ（笑）


…更に風呂場にも一台付けたから全部で7台だ（笑）



更には、カミさんの希望でシアターに、プロジェクターよ（笑）


でもよw シアターなんて家にあっても全然観なくて結局1回くらいで終わったわ（笑）


だからンなモンもう要らねぇから、全部次住むファミリーにくれてやるさっ！！」