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恩讐の乱
恩讐の乱10
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正直、占いなんて行かなきゃ良かった……。
昨日の占い師さんは意地悪だ。
前回は『何も気にせずその彼と会えばいいですよ♪』って言ってくれてたのに……。
余計なこと言われても、結局最後に判断するのは自分だし、もう占いなんかに頼るのはやめにしようと思った…。
「だから言いたくなかったの…。」
「正直言ってショックだわ…。
ンなこと言われたら幸子もショックだべ?」
「うん、ショックだった…。」
「幸子っ!お前そんな訳のわかんない奴の話、まさか信じてるのか!?」
「信じてないよ(笑)
そんな占い師と好きな人どっち信じる?って言われたら好きな人に決まってるじゃん!?」
「俺には本当にお前しかいないからな!?」
「分かってるよ(笑)信じてるっ!
でも篤史が社長になったら多少は覚悟してるよ?」
「なんだよ…。覚悟って…。」
「今の社長も愛人がいるって話、篤史がしてたじゃん!?
篤史も社長になったらどうなるか分かんないよ?w
人は変わっていくからね…。」
「ぁあ!?俺がそんなんなると思ってんのかっ!?」
「今の社長もさ、始めは愛人作ることなんて考えてなかったと思うよ?
でもそれだけの財産と名誉を手に入れてしまうと、人は変わってしまう…。
だから”隠し部屋”なんてあるんでしょ?」
以前篤史は、会社の中に社長と専務専用の、隠し部屋があると言っていた…。
その隠し部屋を篤史は一度だけ覗いてしまって…
その部屋の中はビリヤードなど設置されていて、大人の遊び場となっていた。
そして更に奥にはキングサイズのベッドが置かれていたという……。
「俺が社長になったら、俺はあの部屋は潰すっ!!
ボスと俺は全然性格も違うさっ!
ボスも『お前は俺の良いとこだけを真似すればいい』って言ってくれたさっ!
だからボスの悪りぃとこは受け継ぐ気はねぇっ!!」
「私はさ、愛人を作ることが悪いとも思ってないの。
自分が男で社長ならそうするかもしれないしw
自然の摂理というかさ、自分に足りないものを他の女性に求めて補うだけだから
篤史が愛人作ったら、私にきっと足りないものがあるから、そこは私が努力しないといけないんだと思う。
それが若さや美貌なら、今後歳をとって補うことは不可能だから、それはそれでしょうがないと思ってる…。」
「なんで幸子はそんなこと言うんだよっ!?
俺には幸子しかいないさっ!!」
昨日の占い師さんは意地悪だ。
前回は『何も気にせずその彼と会えばいいですよ♪』って言ってくれてたのに……。
余計なこと言われても、結局最後に判断するのは自分だし、もう占いなんかに頼るのはやめにしようと思った…。
「だから言いたくなかったの…。」
「正直言ってショックだわ…。
ンなこと言われたら幸子もショックだべ?」
「うん、ショックだった…。」
「幸子っ!お前そんな訳のわかんない奴の話、まさか信じてるのか!?」
「信じてないよ(笑)
そんな占い師と好きな人どっち信じる?って言われたら好きな人に決まってるじゃん!?」
「俺には本当にお前しかいないからな!?」
「分かってるよ(笑)信じてるっ!
でも篤史が社長になったら多少は覚悟してるよ?」
「なんだよ…。覚悟って…。」
「今の社長も愛人がいるって話、篤史がしてたじゃん!?
篤史も社長になったらどうなるか分かんないよ?w
人は変わっていくからね…。」
「ぁあ!?俺がそんなんなると思ってんのかっ!?」
「今の社長もさ、始めは愛人作ることなんて考えてなかったと思うよ?
でもそれだけの財産と名誉を手に入れてしまうと、人は変わってしまう…。
だから”隠し部屋”なんてあるんでしょ?」
以前篤史は、会社の中に社長と専務専用の、隠し部屋があると言っていた…。
その隠し部屋を篤史は一度だけ覗いてしまって…
その部屋の中はビリヤードなど設置されていて、大人の遊び場となっていた。
そして更に奥にはキングサイズのベッドが置かれていたという……。
「俺が社長になったら、俺はあの部屋は潰すっ!!
ボスと俺は全然性格も違うさっ!
ボスも『お前は俺の良いとこだけを真似すればいい』って言ってくれたさっ!
だからボスの悪りぃとこは受け継ぐ気はねぇっ!!」
「私はさ、愛人を作ることが悪いとも思ってないの。
自分が男で社長ならそうするかもしれないしw
自然の摂理というかさ、自分に足りないものを他の女性に求めて補うだけだから
篤史が愛人作ったら、私にきっと足りないものがあるから、そこは私が努力しないといけないんだと思う。
それが若さや美貌なら、今後歳をとって補うことは不可能だから、それはそれでしょうがないと思ってる…。」
「なんで幸子はそんなこと言うんだよっ!?
俺には幸子しかいないさっ!!」
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