122 / 771
悲歎の果て
悲歎の果て16
しおりを挟む
和也くんからはこうゆうLINEがよくきていた。
彼の性欲は異常で、自分では制御不能と話していた。
この頃は電車に乗った時近くにタイプの女性やセクシーな女性がなんかがいると車内で射精してしまっていたようだ…。
『お医者さんから貰ってる薬は今も飲んでるの?』
私は私なりの考えで返信し、いつも相談に乗っていた。
ED治療とは逆に、性欲を抑える薬を処方されていた彼はしばらく飲み続けていたはずなのに……
『貰っていた薬も最初は効いてたんだけど、だんだん効かなくなってきたから、もっと強い薬にかえてもらうよ。もうこんなの惨めで嫌だよ。』
それから彼はまた病院へ行きしばらく治まっていたようだけど、今度は……
「最近は、盗撮をしてしまうんだ…。
電車のホームでスマホを足元に忍ばせたりしてさ。
でも撮った写真を見返すと罪悪感と捕まる恐怖心に駆られて結局すぐ消すんだけどさ。
また盗撮したくなってしまうんだ……。」
久々に再会した時、私にカミングアウトしてきた。
「こんな事、さっちゃんにしか相談できないよ。さっちゃんでさえ、こんな話引くだろ?」
「もう前々から他の性癖の話も聞いてるし、引きはしないけどさ、
盗撮は犯罪だからさ、それはちゃんとやめなきゃね。」
「俺だってやめたいよ…。
薬をやめたらこうゆう衝動もおさまるのかもしれないけど、また電車内で射精しちゃうんじゃないか不安だし…。」
「そうゆうの思考を根本的に治してくれる病院でもあればいいんだけどね。」
「 一応さ、性障害専門の医療機関が東京に一箇所だけあるんだ。
でもさ…
料金が高くて、俺なんかとてもじゃないけど通えないよ…。」
彼の性欲は異常で、自分では制御不能と話していた。
この頃は電車に乗った時近くにタイプの女性やセクシーな女性がなんかがいると車内で射精してしまっていたようだ…。
『お医者さんから貰ってる薬は今も飲んでるの?』
私は私なりの考えで返信し、いつも相談に乗っていた。
ED治療とは逆に、性欲を抑える薬を処方されていた彼はしばらく飲み続けていたはずなのに……
『貰っていた薬も最初は効いてたんだけど、だんだん効かなくなってきたから、もっと強い薬にかえてもらうよ。もうこんなの惨めで嫌だよ。』
それから彼はまた病院へ行きしばらく治まっていたようだけど、今度は……
「最近は、盗撮をしてしまうんだ…。
電車のホームでスマホを足元に忍ばせたりしてさ。
でも撮った写真を見返すと罪悪感と捕まる恐怖心に駆られて結局すぐ消すんだけどさ。
また盗撮したくなってしまうんだ……。」
久々に再会した時、私にカミングアウトしてきた。
「こんな事、さっちゃんにしか相談できないよ。さっちゃんでさえ、こんな話引くだろ?」
「もう前々から他の性癖の話も聞いてるし、引きはしないけどさ、
盗撮は犯罪だからさ、それはちゃんとやめなきゃね。」
「俺だってやめたいよ…。
薬をやめたらこうゆう衝動もおさまるのかもしれないけど、また電車内で射精しちゃうんじゃないか不安だし…。」
「そうゆうの思考を根本的に治してくれる病院でもあればいいんだけどね。」
「 一応さ、性障害専門の医療機関が東京に一箇所だけあるんだ。
でもさ…
料金が高くて、俺なんかとてもじゃないけど通えないよ…。」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
その声は媚薬.2
江上蒼羽
恋愛
【その声は媚薬】別視点、おまけエピソード詰め合わせ。
伊原 瑞希(27)
工事勤務の派遣社員
密かにリュークの声に悶えている重度の声フェチ
久世 竜生(28)
表向きは会社員
イケボを生かし、リュークとしてボイス動画を配信している。
※作中に登場する業界については想像で書いておりますので、矛盾点や不快な表現があるかと思いますが、あくまでも素人の作品なのでご理解願います。
誹謗中傷はご容赦下さい。
R3.3/7~公開
その溺愛は伝わりづらい
海野幻創
BL
人好きのする端正な顔立ちを持ち、文武両道でなんでも無難にこなせることのできた生田雅紀(いくたまさき)は、小さい頃から多くの友人に囲まれていた。
しかし他人との付き合いは広く浅くの最小限に留めるタイプで、女性とも身体だけの付き合いしかしてこなかった。
偶然出会った久世透(くぜとおる)は、嫉妬を覚えるほどのスタイルと美貌をもち、引け目を感じるほどの高学歴で、議員の孫であり大企業役員の息子だった。
御曹司であることにふさわしく、スマートに大金を使ってみせるところがありながら、生田の前では捨てられた子犬のようにおどおどして気弱な様子を見せ、そのギャップを生田は面白がっていたのだが……。
これまで他人と深くは関わってこなかったはずなのに、会うたびに違う一面を見せる久世は、いつしか生田にとって離れがたい存在となっていく。
【7/27完結しました。読んでいただいてありがとうございました。】
【続編も8/17完結しました。】
「その溺愛は行き場を彷徨う……気弱なスパダリ御曹司は政略結婚を回避したい」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/962473946/911896785
↑この続編は、R18の過激描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
解放
papiko
BL
過去にCommandされ、名前を忘れた白銀の髪を持つ青年。年齢も分からず、前のDomさえ分からない。瞳は暗く影が落ち、黒ずんで何も映さない。
偶々、甘やかしたいタイプのアルベルに拾われ名前を貰った白銀の青年、ロイハルト。
アルベルが何十という数のDomに頼み込んで、ロイハルトをDropから救い出そうとした。
――――そして、アルベル苦渋の決断の末、選ばれたアルベルの唯一無二の親友ヴァイス。
これは、白銀の青年が解放される話。
〘本編完結済み〙
※ダイナミクスの設定を理解してる上で進めています。一応、説明じみたものはあります。
※ダイナミクスのオリジナル要素あります。
※3Pのつもりですが全くやってません。
※番外編、書けたら書こうと思います。
【リクエストがあれば執筆します。】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる