陽のあたる場所2

こたろ

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悲歎の果て

悲歎の果て14

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そういえば慎二郎とこうゆう話をするのは初めてだった…。


お互いふざけ合ってた仲だったし、慎二郎からこんな話がでてくるのは意外だった。


でもよく考えたら当然のことかもしれない。元々介護の仕事をしていたし、私より病気や障害には詳しいだろうから……。



「なるほど、そうゆう考え方もあるね。

多分慎二郎の方が知識はあるかもしれないけどさ、私は”ない”とは言い切れないな。

でも本当はADHDじゃない人までそう診断されちゃって

間違った治療をされてる人はいっぱいいるとは思うよ。」


「俺はADHDは”作られた障害”だと思ってる!

あんなのが流行って、そんな診断される人が増えても何も良いことがないっ!


とくに”大人のADHD”はタチが悪いっ!!」


「え、なんで!?」


「大人は診断されることによって自らそう思い込んでしまうからタチが悪いんだ。」


「ふ~ん、まぁそれも一理あるかもしれないけど…


1個上の友達にADHDと診断された子いるからなんとも言い難いな(笑)」


「マジ?w

つーか1個上って……幸子いくつだっけ!?」


「34歳っ!(笑)

だからその友達は35歳だよ!

でも年上に見えないくらい可愛らしい男の子って感じなんだよね(笑)」



「で、その人仕事何してんの?」



「え、仕事?

いや……

元々警察官だったんだけど……




今は障害者向けの施設で働いてるよ…。」
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