陽のあたる場所２

愛の音

愛の音23

真央と私は出会って13年経つけど、3歳から35年間の付き合いがある篤史と加藤さんの友情って私の想像以上に深いだろう…。

もちろん2人の間には良い思い出ばかりじゃなくて、悪い思い出もいっぱいあるだろうけど（笑）


2人で悪い事もいっぱいしてきただろうから…（笑）


「前にさ、裏稼業でデリヘルやってたって言ってたけど、他には何やってたの？」


「そうゆう類だと他には、普通のヘルスにピンサロ、風俗関連の店全般と、あとはブランドのコピー商品なんかも売ったりしてたさ（笑）

コピー商品なんてさ、中国から仕入れた原価は2000円とかンなもんを何万とか何十万とかで売りさばくのさ（笑）」


「そんなの買う人いるんだね（笑）」


「それがいるんだよな（笑）

とくに歌舞伎町は売りさばくのに格好の場所だったさ（笑）」


「え！？歌舞伎町まで来てたの！？」


「そうさ（笑）

毎週土曜日会社終わると、その足で加藤と2人で飛行機乗って羽田行って、そこから歌舞伎町向かってたさ（笑）

で、日曜日の最終便で帰ってくるんだわ（笑）」


「え！？休みないじゃん！？」


「そうだな（笑）

だから歌舞伎町なんて遠いし、他の場所を拠点にした時もあったけど、それでも歌舞伎町は断トツで金になる街だった。

歌舞伎町の女は、金持ってるわ、パパはいるわ、何も考えてないわでさw

しかも当時歌舞伎町の女達って俺らみたいな硬派な男好きなの多くてさ（笑）」


「アハハっ！そこ、自分で言っちゃう？（笑）」


「いや、そうゆう女マジで多くて、『いい話がある』って声掛けるとホイホイ付いてきてくれたんだわ（笑）

マジで当時は笑えるくらい金になったわ（笑）」


「なるほどねw

そりゃジェットも買えちゃうワケだ！？（笑）」