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嵐の危疑
嵐の危疑14
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篤史はいつでも真っ直ぐで、人情味があって、真央の傷を『消してやりてぇな』っていう言葉も
社交辞令なんかじゃなく本当の気持ちなんだろうって分かる…。
篤史はいつだって私に優しくて、一途に思ってくれて……
なのに私はーーー?
「幸子、少しは北海道来る気になってくれたかい?(笑)」
篤史は以前『東京で会社を立ち上げる』とは言っていたものの、
まだ社長にもなっていないし、東京での会社設立なんてまだまだ夢物語で結局は私が北海道に来ることを望んでいる…。
「う~ん…。
今すぐには考えられないよ。まだ離婚すらしてないのに(笑)」
「そっか…。
でも幸子も子供出来たら考え変わると思うぞ?」
「うん、そうかもね。
だけど離婚した後もしばらく私は東京にいたいんだ。
今こうやって、遠距離でたまに篤史と会ってても上手くいってるじゃん?
だけど、もしこの先妊娠したら北海道行くことも前向きに考えようと思う。」
「そっか。ありがとな!」
「ううん、ごめんね。」
「ごめんね、ってなんだべ!?」
「いろいろとさ。
だって篤史、ホントは『占いなんて気にしねぇで早く離婚して俺んとこ来いっ!』って思ってるでしょ?(笑)」
「そ~りゃそうだべ(笑)」
「だよね(笑)私が篤史の立場だったらそう思うもん(笑)
だからさ、離婚話もすすめずに待たせちゃってごめんね。」
「な~に、別に謝る必要なんてねぇべや。幸子は幸子で自分が思った通りに行動してケリつけてくれればそれでいいべさ!
幸子、心配すんな!
俺はちゃんと幸子のこと待ってっからよっ!!」
社交辞令なんかじゃなく本当の気持ちなんだろうって分かる…。
篤史はいつだって私に優しくて、一途に思ってくれて……
なのに私はーーー?
「幸子、少しは北海道来る気になってくれたかい?(笑)」
篤史は以前『東京で会社を立ち上げる』とは言っていたものの、
まだ社長にもなっていないし、東京での会社設立なんてまだまだ夢物語で結局は私が北海道に来ることを望んでいる…。
「う~ん…。
今すぐには考えられないよ。まだ離婚すらしてないのに(笑)」
「そっか…。
でも幸子も子供出来たら考え変わると思うぞ?」
「うん、そうかもね。
だけど離婚した後もしばらく私は東京にいたいんだ。
今こうやって、遠距離でたまに篤史と会ってても上手くいってるじゃん?
だけど、もしこの先妊娠したら北海道行くことも前向きに考えようと思う。」
「そっか。ありがとな!」
「ううん、ごめんね。」
「ごめんね、ってなんだべ!?」
「いろいろとさ。
だって篤史、ホントは『占いなんて気にしねぇで早く離婚して俺んとこ来いっ!』って思ってるでしょ?(笑)」
「そ~りゃそうだべ(笑)」
「だよね(笑)私が篤史の立場だったらそう思うもん(笑)
だからさ、離婚話もすすめずに待たせちゃってごめんね。」
「な~に、別に謝る必要なんてねぇべや。幸子は幸子で自分が思った通りに行動してケリつけてくれればそれでいいべさ!
幸子、心配すんな!
俺はちゃんと幸子のこと待ってっからよっ!!」
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