陽のあたる場所

悲壮の連鎖

悲壮の連鎖32

将吾くんは翠ちゃんをみた瞬間固まっていた…。


目をうるうるさせ、今にも涙が溢れ落ちそうだった…。


「みんなお疲れっ！俺、ココ座るね♪」


俺がテキトーに席に着いた後もしばらく手を口に当てながら固まったままだったーー。



「将吾っ！何突っ立ってるのよ！？w

とりあえず座りなよっ！ww」


「…ぁ、あぁ…。

俺、何処に座れば…」


タマコちゃんの声にハッとし、やっと口を開いた（笑）


「何処ってw 決まってるでしょ！？ww

ほらっ！翠が来てくれたよっ♪

翠の隣、座りなよっ！！」


「…ぇ…あ…っ！」


将吾くんはタマコちゃんや他の女子から『ほらほらっ！w』

と後押しされながらやっと翠ちゃんの隣に座った（笑）


席に着いた後も、胸いっぱいのようで…w


「…久しぶり…元気しとった…？」


その一言を言ってからずっと無言のまま…w ただただ翠ちゃんの話を聞きながら

『うん、うん』と頷きながら目をうるうるさせていた（笑）



飲み会も終盤に差し掛かるとお店の協力で俺がデザインした”RAT FINK”と”AIR JAM”のロゴをミックスさせた

とっておきのオーダーメイドのケーキがサプライズ登場しww


みんな歓声を上げながら写メを撮りまくってクライマックスを閉じた…（笑）


将吾くんの誕生会が終わった後、一部の男性陣率いる仲間は二次会に向かおうとしたけど…

肝心の翠ちゃんはすぐに帰るようで……


「翠ちゃん、今日は来てくれてありがとね♪」