431 / 449
悲壮の連鎖
悲壮の連鎖18
しおりを挟む
将吾くんは、本当は音楽をメインに生きて行きたいから
今の仕事もお金を稼ぐ為だけにやっているってのが本音で
稼ぎが上がるならブルさんに付いていくというのも納得だ…。
だけど、今決めるのは危険過ぎる…。
ブルさん自身が今自分を見失って暴走しているように感じるから……。
「フク、お前はどうなんだ?
俺とやってく気はあるのか!?」
「……。
ないワケではありませんけど…
正直ギャラを下げるのは反対です。
それは危険だと思います。」
「なんでだよ?
お前も分かってんだろ?俺らの仕事が減ってきてるのを。」
「でも、せっかくの技術職なのにギャラを下げたら価値も下がっちゃいませんか?
それにブルさんの師匠もギャラは絶対下げるなって言ってたんですよね!?
そんなことしたらお師匠と亀裂が生まれちゃいませんか!?
それにこの業界のみんなから反感買う危険もありますよね!?」
「俺はもう師匠にはついていけねぇっ!!
あんな古い考えじゃこれからはやっていけねぇんだよ!?
この不況であんな高額なギャラを払ってくれるクライアントなんて僅かだっ!!
どこの仕事もどんどん予算少なくなってんだからっ!!」
「確かにブルさんの言ってることも分かります。
でも、一度下げてしまったらもう上げるのは難しいと思いますし
そしたら吉○家す○家のような牛丼の低価格紛争みたいに、
お互いの首の締め合いになりませんかね!?」
「でも生き残るにはやってみるしかねぇんだよ!!
フクっ!!お前はいつも純粋に物事考えていい奴かもしれねぇ!!
でもそうやって"いい奴"で生きてたら良い仕事は取れねぇぞ?
しかもお前は純粋だからこそ時々タチが悪いっ!!
だいたいなぁ、お前が勝手にシゲルに仕事を紹介したせいで
俺とシゲルはこれからずっと仲良く仕事なんてできねぇんだぞ?
フクっ!!お前のせいでな…お前のその悪気のない行動のせいで…
俺はもうこの先ずっとシゲルと仕事ができなくなってしまったんだぞっ!?!?」
今の仕事もお金を稼ぐ為だけにやっているってのが本音で
稼ぎが上がるならブルさんに付いていくというのも納得だ…。
だけど、今決めるのは危険過ぎる…。
ブルさん自身が今自分を見失って暴走しているように感じるから……。
「フク、お前はどうなんだ?
俺とやってく気はあるのか!?」
「……。
ないワケではありませんけど…
正直ギャラを下げるのは反対です。
それは危険だと思います。」
「なんでだよ?
お前も分かってんだろ?俺らの仕事が減ってきてるのを。」
「でも、せっかくの技術職なのにギャラを下げたら価値も下がっちゃいませんか?
それにブルさんの師匠もギャラは絶対下げるなって言ってたんですよね!?
そんなことしたらお師匠と亀裂が生まれちゃいませんか!?
それにこの業界のみんなから反感買う危険もありますよね!?」
「俺はもう師匠にはついていけねぇっ!!
あんな古い考えじゃこれからはやっていけねぇんだよ!?
この不況であんな高額なギャラを払ってくれるクライアントなんて僅かだっ!!
どこの仕事もどんどん予算少なくなってんだからっ!!」
「確かにブルさんの言ってることも分かります。
でも、一度下げてしまったらもう上げるのは難しいと思いますし
そしたら吉○家す○家のような牛丼の低価格紛争みたいに、
お互いの首の締め合いになりませんかね!?」
「でも生き残るにはやってみるしかねぇんだよ!!
フクっ!!お前はいつも純粋に物事考えていい奴かもしれねぇ!!
でもそうやって"いい奴"で生きてたら良い仕事は取れねぇぞ?
しかもお前は純粋だからこそ時々タチが悪いっ!!
だいたいなぁ、お前が勝手にシゲルに仕事を紹介したせいで
俺とシゲルはこれからずっと仲良く仕事なんてできねぇんだぞ?
フクっ!!お前のせいでな…お前のその悪気のない行動のせいで…
俺はもうこの先ずっとシゲルと仕事ができなくなってしまったんだぞっ!?!?」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
鬼のセレクトショップで見習い日誌
阿免 ソワカ
キャラ文芸
僕の夢はオシャレなセレクトショップ店員。
しかし、ファッション専門学校を卒業した今も全く就職先は決まっていない。
そんな時、隣町にとてもオシャレな個人ショップがあることを噂で耳にした。
一縷の望みをかけて僕はありったけのデザイン画ポートフォリオを持ってそのショップに向かったのだが……
そのショップは、実はちょっと普通のお店ではなかったみたいだ。
不自由の女神
鏡子 (きょうこ)
エッセイ・ノンフィクション
「2019年11月、私は、スパイだと間違えられました。」
から
「スパイダー」に、タイトルを変更しました。
2021.11.23
↓↓↓↓↓↓
2023.05.16
タイトルを「不自由の女神」に変えました。
雑学・豆知識・話のネタ「一つ賢くなった」(面白い・誰かに話したい・盛り上がる話題作り…)
ふんころう
エッセイ・ノンフィクション
私が大人のくせに知らなかった事を備忘録代わりに投稿しようと思います。
元々、一般常識が乏しい私ですが、(あれ?これは何だろう?)と疑問に思う事は、すぐにネットで調べるようにしています。
しかし、悲しい事に一度調べた事すら忘れて、二度も三度も同じ検索をしている事があります。
Google様に「もしかして、認知症?」と疑いをかけられても言い返せません。
そこで、調べた事を書き溜めていくことにしました。
スマホのメモ帳に残してもいいのですが、誰かに読んでもらえる方がモチベーションが上がるので、アルファポリス様にお世話になります。
読んでくれた方が、(知らなかった!一つ賢くなった)と思ってもらえると嬉しいです。
しかし、「とにかく、読んで賢くなりたい!」という方は、参考書を読んだ方が時間を有効に使えます。
あくまで備忘録ですので、雑学半分・無駄話半分というスタンスで書くつもりです。
ゆっくり長く続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
オタクと鬱で人生暇で忙しい
椿山
エッセイ・ノンフィクション
金と愛と時間を手に入れたけど、自分自身には何にもない。鬱病で何もできないから今日も暇だけど、オタクで情緒が忙しい。アスペルガー症候群と重症の鬱病で医者を辞めたバツイチオタクの雑多な話です。
※エッセイになっているのかわかりません。

【完結】君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、新たな恋を始めようとするが…
※カクヨムにも投稿始めました!アルファポリスとカクヨムで別々のエンドにしようかなとも考え中です!
カクヨム登録されている方、読んで頂けたら嬉しいです!!
番外編は時々追加で投稿しようかなと思っています!
→誰かに話したくなる面白い雑学
ノアキ光
エッセイ・ノンフィクション
(▶アプリ無しでも読めます。 目次の下から読めます)
見ていただきありがとうございます。
こちらは、雑学の本の内容を、自身で読みやすくまとめ、そこにネットで調べた情報を盛り込んだ内容となります。
驚きの雑学と、話のタネになる雑学の2種類です。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる