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こたろ

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悲壮の連鎖

悲壮の連鎖13

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仕事っていろんな大人の事情があるから難しい。

友達のようにみんな仲良しこよしってワケにはいかないから…。


誰かが新たに仕事を貰えば、誰かの仕事が減るってワケで、

みんな仕事の取り合いだから、結局は弱肉強食の世界となる…。


そんな世界も悪くはないんだけど…

それに敗れた弱者を"受け入れて伸ばす人間"こそが

本当は一番強い人間なのではないかと俺は思う。


要は見た目や他人の評価だとか、そんな偏見だけで人を捉えてしまうのは、

本質を見抜けないままで勿体無いのではないかと……。


きっとそれは恋愛も一緒で……



以前、出川哲朗がこんな名言を言ってたっけw


『顔のいい男が綺麗な女を落とすのは当たり前。

俺みたいなブサイクな男が綺麗な女を落としてこそ恋愛はなんぼ。』


俺もどこかでこんな事を考えて生きていたのかもしれない(笑)


必ずしもかっこいい男性が上でブサイクな男性が下なワケではない…。



本当は人間に上も下もないのだから---。



「フクさん、俺も仕事の事考えると美味しく飯が食えないっスよ…。

今日はもうイライラし過ぎてて、ミンティさんに昼飯誘われたんで、

飯食いながらずっとミンティさんに愚痴ってましたよ(笑)」


「ハハハっw

ミンティさんは相変わらず優しいなw」


そんな"ミンティさん"とは宗介を気に入っているゲイのスタイリストだ。

最近は全く仕事で関わりもないのに、ちょくちょく宗介を誘っては飯を奢ってくれている(笑)


「本当にミンティさんは優しいんで癒やされますよ。

俺の愚痴にも付き合ってくれますしw

そういえば今日の昼は渋谷のジャーナルスタンダードのカフェで飯食ったんスけど、

隣にアイツ居ましたよ?

あの…なんだっけ…芸人の……」


「なに?有名なヤツ?」


「最近有名な…

え~っと…なんだったっけ…?



あ!!そうだ!!

"平成ノブ○コブシ"ですっ!!(笑)」
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