陽のあたる場所

儚いユートピア

儚いユートピア46

時々、自分でもどうかと思うけど

自分には人に理解されないこだわりや信念があったりする…。



たかが"あだ名"を気にする将吾くんも

ムキになって"くん付け"する俺も


見方によってはただのガキっぽい一面でしかないのかもしれない(笑)



そんな俺らの脳の硬さはガキっぽいけど

大人になれない人間にしかない、独特な"感性"が俺らには備わっているんだ－－－。



「フクっ!!おはよ!!」


「ぉお!?ケンジっ!!」

「ぉおっ!!ケンジさんいつの間に!?」




将吾くんと俺でヒートアップしていると、いつの間にかケンジが俺らの後ろに立っていた(笑)



「おはよ～将吾くん♪

いやぁ乗り換えうまく行かなくてギリギリになっちまったよ(笑)」


「おいっ!!おせぇよっ!!

呑気に挨拶してねぇでタイムカード押してこいよっ!!

ってもう９時じゃん!?!?

９時ピッタリならまだ間に合うから急げっ!!走れっ!!」


「…ぉうっ!!やべぇ急ぐわっ!!」


「アハハハハハっっ!!ｗ

福永さんは相変わらず肝っ玉母ちゃんみたいやね!!(笑)」