陽のあたる場所

こたろ

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儚いユートピア

儚いユートピア29

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仕事帰りケースケさんに誘われて、マナミと3人で原宿の居酒屋に行くと

先日俺が携帯小説を書いていると知ったケースケさんは、ワザと小説の中の仮名で呼びだした(笑)



「アハハハハハっ!!

・・・
マナミが怒ってたぞ?

 ・・・・
『ケースケさんは"頼れる兄貴"みたいに良いこと書かれてるのに

私だけエロくて変態女扱いっ!!』ってさ(笑)」


       ・・
「ホントだよぉフクちゃん…。w

私はそんな変態じゃないしっ!!」


「まぁあれはキャラ立ちさせるための敢えての設定というか…w」


「ま、確かに俺は頼れる兄貴だしwホントのことだからしょうがねぇよな!?
  ・・
な?フクっ!!(笑)」



「ちょっ…

もぉ2人ともやめてくださいよぉ…w


小説の事は恥ずかしいんで…っ(汗)」



「アハハハハっw
    ・・
まぁまぁフクw


あの小説おもしれぇから良いと思うよ?


ただ…


 ・・・・
”ケースケ"っていう安易なネーミングが気にくわねぇけどなっ!!(笑)」


そんなケースケさんはどうやら俺の小説『新宿ウォーカー』を読んだようだった。

俺は小説内の登場人物のネーミングをいつもノリでテキトーに付けているけど

まさかこんなクレームを付けられるとは(笑)



「まぁまぁいいじゃないですか(笑)

別に実際ケースケさんってバレるわけじゃないですし♪」


「まあそうだけどよw

逆にmixiでこんだけ人気あるなら、このまま自己満で終わるのも勿体無いと思うけど?

もっと何か公表する場を作ってけば?


おまえの人生って面白いと思うし、

こうゆう変わった性別の奴が2丁目とかじゃなく、だからといって隠すワケでもなく

普通にさりげなく生活してるのって逆に珍しいと思うからさ♪」
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