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儚いユートピア
儚いユートピア17
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「うん、福永さんは友達思いだね♪」
「治さん、あぁやって真剣に考えてくれる友達なかなかいませんよね?
しかもケンジさんこっちで働く間ずっと自分んち泊めるらしいですし!!
更に居候までいて面倒をみてるんですよっ!?
そんなん自分、真似できますかっ!?」
俺はいつの間にかケンジとの話を中断して、将吾くんと治さんの話に耳を傾けていた…。
「確かに俺には福永さんの真似はできないな。」
「ですよね!?
こうゆうとこがみんなに好かれる理由なんですね、きっと♪」
自分の事を話してるからなんだか恥ずかしくて黙っていると
治さんはそれに気が付いたのかチラッとこっちを向いて、みんなに向けて話しだした。
「多分さ、福永さんは俺らと違って元々女性だから"母性"的なものがそうさせてるんじゃないかな?
わからないけど…。
俺らはそこまで人の面倒みたりできないからさ。
そこが俺らにない福永さんの魅力なのかもしれないっスね!!」
俺はその言葉が嬉しくもあったけど、素直に喜べなかった…。
その理由は--?
「ですね!!ほんっと、フクには今までず~っと世話になってて…
フクは"お母さん"みたいなとこあるんで♪」
ケンジにそう言われると、俺は更に動揺してしまって…。
「……。」
「福永さんスミマセン…。なんか元々女性とか失礼でしたよね…?」
「治さん違うんです。そうじゃなくて…
ただ最近、母親に似てきたなと実感させられて…
そんな自分にちょっと動揺しちゃっただけです(笑)」
「治さん、あぁやって真剣に考えてくれる友達なかなかいませんよね?
しかもケンジさんこっちで働く間ずっと自分んち泊めるらしいですし!!
更に居候までいて面倒をみてるんですよっ!?
そんなん自分、真似できますかっ!?」
俺はいつの間にかケンジとの話を中断して、将吾くんと治さんの話に耳を傾けていた…。
「確かに俺には福永さんの真似はできないな。」
「ですよね!?
こうゆうとこがみんなに好かれる理由なんですね、きっと♪」
自分の事を話してるからなんだか恥ずかしくて黙っていると
治さんはそれに気が付いたのかチラッとこっちを向いて、みんなに向けて話しだした。
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わからないけど…。
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