陽のあたる場所

こたろ

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儚いユートピア

儚いユートピア3

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「…は?DJってまさか…

あのボンバー頭なデブのこと!?」


「うん(笑)」


「はぁ?

アンタ趣味悪過ぎっしょ!?(笑)」


「いやいや、

なんかBOTSって存在感あるし、雰囲気が格好良いんだよね♪」


「存在感…ってデブなんだから当たり前じゃん!?(笑)

あ!!

だからアンタやっぱ丸山くんのことも…」

「違うってっ!!w

丸山くんは関係ないからっ!!(笑)」


今日子ちゃんには否定したけど、そうやって周りに言われるほど、私も丸山くんがどんどん気になり出していたんた--。




10代の恋愛なんて、一時的な盛り上がりで付き合って…

飽きてはまた次に目移りして…


長い人生から見ればほんの一瞬で儚く淡い時間なのかもしれない--。



「そういや、もう玉木さんとは連絡とってないの?」


「うん♪とる理由ないしっ!!」


私もコンビニバイトをやめたら玉木さんのことなんて忘れて

もうすっかり次の人に心移りしていた(笑)



「そろそろバイト探さなきゃなぁ…。

今日子ちゃん、ファッ○ンのバイトって大変?」


「え~、大変だけど楽しいよ?

でもポテトつまみ食いし過ぎて太るけど(笑)」


「アハハっw」



そして、私たちはクラス替えもなく高校3年生になった。



「フクっち~っ!!

やったぁ♪席近いじゃ~んっ!!」


3年生になったら、佐藤さんと席が近くなった♪


「あ、ホントだぁ♪」


私は佐藤さんの2つ後ろの席になった♪


「フクっちよろしくねぇ♪

ってか、もうちょっとで前後の席になれたのにぃっ!!


ってかうちらの間の席は誰なの!?

まだ来てないの!?」


「…え。佐藤さん、うちらより遅いってことは…





多分、丸山くんだ(笑)」



そして私はまた丸山くんとも席が近くなった(笑)
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