陽のあたる場所

こたろ

文字の大きさ
上 下
333 / 449
戦士の呟き

戦士の呟き27

しおりを挟む
それから真央は一匹狼のような中学時代を過ごしていたようだった。


「まぁ…その辺は俺には何とも言えねぇけど

とりあえず千里子ちゃんにとって真央は数少ない女友達だったはずなのに

その数少ない友達に牙を剥くようじゃこれからも友達はできないだろうな(笑)」


「だね(笑)

アイツと縁切ってから一度mixiでマイミク申請されてさぁw

『やっぱり千里子にとって一番大切な友達は真央だから…』

ってふざけんなっ!!つーのっ!!(笑)


でもその時は結局とりあえずノリで承認しちゃって…w


アイツのプロフィール覗いてみたら

写真は男と写ってるのしかないしw

マイミクも全員男なのね!!(笑)


何も変わって無さ過ぎて笑えたw」



それから真央は、千里子ちゃんとは一切関わりがなくなった。


「アハハw

友達できなくて真央が恋しくなったんだろうな(笑)


ま、生き方は人それぞれだから、千里子ちゃんが今友達いなくても

本人が幸せならそれでいいんだろうけど(笑)」



千里子ちゃんにとっての幸せは何か知らないけど、

そこに"友達"は必要なかったのだろうか…?


そして、千里子ちゃんにとって"友達"とは何だったのだろうか--?



「フク、そういえばさぁ

こないだ珍しく宗介から電話がきたよ(笑)」


「は?宗介から?」


「こないだって言うか昨日だったけ…いや、一昨日だったっけ…?w」


「まぁどっちでもいいやw

アイツから何の用だよ!?w」


「なんか早朝に電話かかってきてさぁ…

『真央さんっ!!

フクさんの様子が最近おかしいんです!!


真央さん、フクさんを助けてあげてくださいっ!!』って…。」



……え。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

人物アーカイブ

遠野エン
エッセイ・ノンフィクション
有名人に関する情報を一覧形式で紹介します。

株式投資日記

小狸日
エッセイ・ノンフィクション
自分が行っている株式投資の記録を残しています。 初心者は記録を付けた方が良いという話を聞いて、今からでもと自分の行動の見直しを考え行う事にしました。 正直、株って難しいけど、面白いかも。 生活資金位は稼げる様にと奮闘中です(;^_^A

「日常の呟き(雑談)」

黒子猫
エッセイ・ノンフィクション
日常のことを綴ってます✨

硝子の大瓶

しゃんゆぅ
エッセイ・ノンフィクション
詩集、散文などを詰めました。 私の好きな物を詰めるの 大きな大きな硝子の瓶 私の大好きなものを詰めるの 大きな大きな硝子の瓶 痛いも悲しいも 辛いも怒りも 恋も愛も 幸せを温かさを 全部全部詰めました これは私の分身です これは私の心です 幸せで大好きな私です 今まで書いたものをつめました。 他の所で発表したものもはいっています。

よくあるある

Ete
エッセイ・ノンフィクション
日常の中のよくある出来事。

誓いの言葉

  *  
エッセイ・ノンフィクション
誓いの言葉です

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

わたしは花瓶。呪文のように言い聞かせる。

からした火南
現代文学
◇主体性の剥奪への渇望こそがマゾヒストの本質だとかね……そういう話だよ。 「サキのタトゥー、好き……」 「可愛いでしょ。お気に入りなんだ」  たわれるように舞う二匹のジャコウアゲハ。一目で魅了されてしまった。蝶の羽を描いている繊細なグラデーションに、いつも目を奪われる。 「ワタシもタトゥー入れたいな。サキと同じヤツ」 「やめときな。痛いよ」  そう言った後で、サキは何かに思い至って吹き出した。 「あんた、タトゥーより痛そうなの、いっぱい入れてんじゃん」  この気づかいのなさが好きだ。思わずつられて笑ってしまう。

処理中です...