陽のあたる場所

こたろ

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戦士の呟き

戦士の呟き14

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「そんなことないっ!!

奈良ちゃんがアンタ達とやりたいって言って始まったんやろ!?


奈良ちゃん本人が福永さんとやりたいなら、モチベーションとか関係ないっ!!

アンタとやれればそれでええんよっ!!」


「…そうかな?

将吾くんは曲聴いてて俺の唄ってる場所分かった?」


「うんっ!!もちろんっ!!」


「あれはスタジオに頼んで作ったデモだから、上手く加工してるしまだよくできてるよ?

それでも俺だけすごく下手でクオリティが低い…。


俺が完全に足引っ張ってるよ。

普通なら『じゃあもっともっと練習しろっ!!』だよね?


でも俺はそこまで必死にやろうとも思えないからね。」


「そんなの関係ないっ!!

曲がかっこいいから下手だなんて思わんかったっ!!

俺も奈良ちゃんと立場は一緒や!!


ハギとやりたいっ!!でもアイツはそこまで本気でやる気はねぇっ!!

でもそれでも俺はハギとやりたいっ!!


俺がそう思うんだからそれでええやろっ!?」


「…そうだね。

それはそれで勿体無いかもしれないけどね…。


将吾くんももっとやる気のあるメンバー探して練習した方が自分の腕も上がるかもしれないし…。


それでもハギを選ぶのも将吾くんの自由だ。



…だけどさ

結局奈良くんは今俺らと会おうとすらしないからね(笑)


引っ張ってく立場のはずの奈良くんがそうなってしまったら、バンド自体もそこまでだ!!」
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