陽のあたる場所

こたろ

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戦士の呟き

戦士の呟き13

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「そっかぁ…。

確かに俺も、奈良くんには才能があるからついていってたんだよ。


…でも、


俺は将吾くんとは価値観が違うからねw」


「どうゆうこと…?」


「悪いけど、俺は音楽が一番好きってワケではない。

一番好きなのは洋服だ。


だから一生ファッションに携わって生きていきたいと思ってる。


音楽は好きだけど、音楽を仕事にしてそれで一生食っていこうとは思わない。


奈良くんと音楽をやっているのはただ楽しいからやっているだけで

俺らと音楽をやることで、奈良くんが誰かに評価されて、そのまま彼を引き抜いてくれればベストだと思ってる。


俺もマイキーも趣味でやってるだけだから、

奈良くんがいずれ羽ばたく為のステップになれればいいと思ってやってきたんだ。」


「じゃあこのまま音楽やめる気か…っ!?」


「どうだろうね…

でも、とりあえず奈良くんが再び俺らとやる気になってくれない限り、俺は何もしないよ…。


俺は曲を作れないし、作る気もないからねw


『やる気ねぇのかよ!?』って言われたらそこまでだ。


だってそこまでやる気ねぇもんw


失礼かもしれないけど、それが本音。


だからむしろ、俺らとやっている奈良くんは一緒にやればやるほどフラストレーションも溜まって悪循環だ。


本当はもっと同じモチベーションで音楽をできる別のメンバーを探した方がいいのかもしれない。




だから震災は…


ある意味いいキッカケになったのかもしれないね…。」
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