陽のあたる場所

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戦士の呟き

戦士の呟き1

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……あ…。


「おはようございます…。」


「…あ!!

…ちょっとっ!!」


「え?」


「店長から聞いたよ!?

今月辞めるんだって…!?」


「あ-…。

…で?」


「そんな…あなた…




何もわざわざ辞めなくても…!?」



1999年1月…

新学期が始まる前の冬休み、

玉木さんは私がバイトを辞める事を聞きつけて、

珍しく私に話し掛けてきた…。



「は?勘違いしないでよ?w


別に玉木さんのせいじゃないし!!



ただ他のバイトがしてみたくなっただけ!!


もうそろそろ2年経つし、なんだか飽きてきちゃって…(笑)」



「……。

そっか…。



辞めたら会えなくなるし寂しいな…。」



…は?


自分から振ったのに…?w



「そうね…

もう会うことはないでしょうね?w」



「……。

残念だな…。」




ふ-ん…。


男って勝手ねw



自分から告白してきて自分で振って…


寂しいなんてよく言えるわよね(笑)



「……俺のこと怒ってるの…?」



「…は?

もう私達関係ないでしょ?w



終わったんだから…。」



玉木さんは言葉を返せずに止まっていた…。



…私はなんだかイライラしていた。


ハッキリしない玉木さんの態度に…。




「もう関係ないんだから…



仕事以外の事で私に話し掛けないでね?」
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