陽のあたる場所

こたろ

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復興のキーマン

復興のキーマン33

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「…っ!?

ちっ…げぇよ…。


そんなんじゃないよ多分…。

体調はその前から悪かったし…


実はもう1ヶ月以上前からずっと胃が痛くて…」


「…え!?

そういえば痩せたのって…?」


「実は奈良くんと揉めてからずっと胃痛くて…」


「…は?まさか今も…!?」


「……。」


俺は黙って頷いた…。


「…っ!!もうっ!!


奈良くんの言った事なんて気にする必要ないよっ!!

フクは何も悪い事してないじゃんっ!?


奈良くんが1人で勝手に突っ走っちゃっただけじゃん!?」


「…でも

俺が奈良くんを怒らせてしまった……。」


「フク、もう奈良くんと関わるの辞めなよっ!!

友達にそんな暴言吐くなんて信じらんないっ!!

私ならソッコー縁切るよっ!!」


「……。


奈良くんと友達を辞める気はないよ…。


奈良くんも多分震災でおかしくなっちゃっただけだよ…。」



「でもフクの方が被害者じゃん!?

そんなんで体調崩して……


フクはちょっとお人好し過ぎるよっ!!」



「…ちげぇよ。

最近俺もどうかしてるんだ…。


ちょっとした言葉やメールで動揺して……」


「フク、私がこないだメールしたのは、

そんなつもりでしたワケじゃないからね?



タケシのこと…別にフクを責めたかったワケじゃないよ…?



私が思ってる事、フクには全部正直に話そうと思ったの…。



フクには私の事分かっていて欲しいと思ったからメールしたんだよ?」
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