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復興のキーマン
復興のキーマン12
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「アハハっw
お疲れ様です♪」
「おまえが8キロも痩せたっつってたから
びっくりしてマナミにまで電話しちまったよ(笑)」
「8キロ痩せたのはホントっすけどw
元が元なんで(笑)」
「ったく、
心配して損したよっ!!(笑)」
ケースケさんの言葉にちょっとムッとしたけど、
そう言われてちょっと安心した自分がいた--。
そして気づけば震えはおさまっていた--。
そういえば昔は、何かあるとすぐ兄貴に相談をしていた…。
いつも冷静な返答をしてくれる兄貴は、
俺とは一味違った目線で物事を判断するから、
いつも新しい考え方を俺に与えてくれていた。
その昔は兄貴に劣等感を抱いていたし、あまり話したくなかったのに…
いつの間にか兄貴と仲良くなっていたっけ……。
あれから兄貴は実家をでて、彼女と同棲して結婚して…--
兄貴とは会うことが少なくなっていった…。
いつの間にか俺の相談役はケースケさんになっていて、
ケースケさんが兄貴のような存在になっていた…。
「どこ行く?駅近でもいい?」
「はいっ♪」
それから2人で駅ビルの居酒屋に向かって、
とりあえず乾杯すると…
「じゃあとりあえず…
"原発"の話でもしますか?(笑)」
ケースケさんはワザとそんな話を振ってきた。
3日前ケースケさんと電話した時、
2人で原発についても話し合っていたから……。
「こないだ高円寺で"デモ"あったじゃん?」
「あ-…!!
ありましたね!!都知事選の日にっ!!
その日、高円寺で仕事してたんでびっくりしましたよ(笑)
夜まで人がいっぱいいて!!」
「そのデモに俺の兄貴が参加してたらしくてさ。」
「え!?
そうだったんスか!!
なんか意外ですね(笑)」
そんなケースケさんのお兄さんは、ヒップホップ業界では有名なラッパーだ。
いつも沈着冷静なケースケさんだけど、
当時テレビや雑誌で持て囃されるお兄さんに
ケースケさんも劣等感を感じた事はあるのだろうか…--?
「俺はあんまりそうゆうの好きじゃないけどな。」
「…?
なんでですか?」
「歴史的にみてもさ、
"デモ"で何かが変わったケースって、今まで殆どないんだよな。」
お疲れ様です♪」
「おまえが8キロも痩せたっつってたから
びっくりしてマナミにまで電話しちまったよ(笑)」
「8キロ痩せたのはホントっすけどw
元が元なんで(笑)」
「ったく、
心配して損したよっ!!(笑)」
ケースケさんの言葉にちょっとムッとしたけど、
そう言われてちょっと安心した自分がいた--。
そして気づけば震えはおさまっていた--。
そういえば昔は、何かあるとすぐ兄貴に相談をしていた…。
いつも冷静な返答をしてくれる兄貴は、
俺とは一味違った目線で物事を判断するから、
いつも新しい考え方を俺に与えてくれていた。
その昔は兄貴に劣等感を抱いていたし、あまり話したくなかったのに…
いつの間にか兄貴と仲良くなっていたっけ……。
あれから兄貴は実家をでて、彼女と同棲して結婚して…--
兄貴とは会うことが少なくなっていった…。
いつの間にか俺の相談役はケースケさんになっていて、
ケースケさんが兄貴のような存在になっていた…。
「どこ行く?駅近でもいい?」
「はいっ♪」
それから2人で駅ビルの居酒屋に向かって、
とりあえず乾杯すると…
「じゃあとりあえず…
"原発"の話でもしますか?(笑)」
ケースケさんはワザとそんな話を振ってきた。
3日前ケースケさんと電話した時、
2人で原発についても話し合っていたから……。
「こないだ高円寺で"デモ"あったじゃん?」
「あ-…!!
ありましたね!!都知事選の日にっ!!
その日、高円寺で仕事してたんでびっくりしましたよ(笑)
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「え!?
そうだったんスか!!
なんか意外ですね(笑)」
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「…?
なんでですか?」
「歴史的にみてもさ、
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