陽のあたる場所

こたろ

文字の大きさ
上 下
272 / 449
復興のキーマン

復興のキーマン4

しおりを挟む
よく『男の方が未練がましい』っていうけれど、

この時の私は、翌朝には完全に吹っ切れていて、


恋愛の切り替えが早い、正に"女脳"だったのかもしれない…。






翌朝学校に向かうと、今日子と繭ちゃんと、"優子ちゃん"の3人が

机を囲って恋愛話で盛り上がっていた--。



「あれ?フク早いじゃ~ん?w

どうしたの?このサボリ魔がぁっ!!(笑)」


教室に入ると今日子ちゃんが私を見つけ、すぐに駆け寄ってきた。


「さっちゃんどうしたの?w

こんな授業前にちゃんとくるなんて(笑)」



「繭ちゃんっ!!

多分明日は雨降るよ!?(笑)」


続いて繭ちゃんも優子ちゃんも駆け寄ってきた(笑)



「こらっ!!(笑)

私も今日から心を入れ替えて真面目に学校来ようかなってね(笑)」


「うわっ!!

嘘だよw絶対三日坊主だよこの子はっ!!!(笑)」


「ってw今日終業式だけど!?(笑)

だから三日坊主も何も今日で終わりじゃん!?(笑)」


「「アハハハハっ!!」」



高2の二学期の終業式当日、私はもうすっかり今日子ちゃんのグループに溶け込んでいて、


いつの間にか一緒に行動するのが自然になっていた--。



当たり前のようにみんなと笑っていて、

玉木さんといる時より何倍も笑っていたんだ--。




「実は今日ね、

3人に超ホットな報告がありま~す♪」




「…え?」

「なになに!?」


「フク、遂に玉木さんにプロポーズされたとかぁ!?(笑)」




……あ。

そうきたか…(笑)


"ホット"はなかったなw



今日子ちゃんすまん、その逆だw




「実はぁ…




昨日玉木さんと別れました~っ!!♪」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ポケっこの独り言

ポケっこ
エッセイ・ノンフィクション
ポケっこです。 ここでは日常の不満とかを書くだけのものです。しょーもないですね。 俺の思ってることをそのまま書いたものです。 気まぐれ更新ですが、是非どうぞ。

バレー部入部物語〜それぞれの断髪

S.H.L
青春
バレーボール強豪校に入学した女の子たちの断髪物語

半世紀生きて、やっと小説完成しました

さんかく ひかる
エッセイ・ノンフィクション
小説投稿を始めて、気づいたこと・素朴な疑問などを書いてます。 私と同じ、年寄り投稿初心者の方、共感する話があるかもしれません。 エブリスタにも載せています。 https://estar.jp/novels/25957908 アルファポリスのみ掲載のエッセイは、タイトルに「アルファポリス」と入れています。 週に一度か二度を目安に更新します。 ※4月21日、最新話「ハーレクインのヒロイン」で、ヒロインにシスターはいないと書きましたが、間違いです。申し訳ございません。この部分は削除しました。 投稿小説をされる方に、以下のリンク先で簡単なアンケートを行っています。 https://forms.gle/wgW8k1N5Vma7ZJgw7 結果は後日、こちらのエッセイで発表します。 よろしかったらご協力願います。

【完結】真実の愛はおいしいですか?

ゆうぎり
恋愛
とある国では初代王が妖精の女王と作り上げたのが国の成り立ちだと言い伝えられてきました。 稀に幼い貴族の娘は妖精を見ることができるといいます。 王族の婚約者には妖精たちが見えている者がなる決まりがありました。 お姉様は幼い頃妖精たちが見えていたので王子様の婚約者でした。 でも、今は大きくなったので見えません。 ―――そんな国の妖精たちと貴族の女の子と家族の物語 ※童話として書いています。 ※「婚約破棄」の内容が入るとカテゴリーエラーになってしまう為童話→恋愛に変更しています。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

雑学・豆知識・話のネタ「一つ賢くなった」(面白い・誰かに話したい・盛り上がる話題作り…)

ふんころう
エッセイ・ノンフィクション
私が大人のくせに知らなかった事を備忘録代わりに投稿しようと思います。 元々、一般常識が乏しい私ですが、(あれ?これは何だろう?)と疑問に思う事は、すぐにネットで調べるようにしています。 しかし、悲しい事に一度調べた事すら忘れて、二度も三度も同じ検索をしている事があります。 Google様に「もしかして、認知症?」と疑いをかけられても言い返せません。 そこで、調べた事を書き溜めていくことにしました。 スマホのメモ帳に残してもいいのですが、誰かに読んでもらえる方がモチベーションが上がるので、アルファポリス様にお世話になります。 読んでくれた方が、(知らなかった!一つ賢くなった)と思ってもらえると嬉しいです。 しかし、「とにかく、読んで賢くなりたい!」という方は、参考書を読んだ方が時間を有効に使えます。 あくまで備忘録ですので、雑学半分・無駄話半分というスタンスで書くつもりです。 ゆっくり長く続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

道草日記2025【電子書籍作家の日々徒然】

その子四十路
エッセイ・ノンフィクション
原稿が終わらない。電子書籍作家『その子四十路』のまったく丁寧じゃない、道草を食ってばかりの暮らしの記録。 2025年1月〜 ↓昨年の記録はこちら ●混迷日記2024【電子書籍作家の日々徒然】

【完結】君のことなんてもう知らない

ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。 告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。 だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。 今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、新たな恋を始めようとするが… ※カクヨムにも投稿始めました!アルファポリスとカクヨムで別々のエンドにしようかなとも考え中です!  カクヨム登録されている方、読んで頂けたら嬉しいです!! 番外編は時々追加で投稿しようかなと思っています!

処理中です...