陽のあたる場所

こたろ

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復興のキーマン

復興のキーマン1

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……ガシャンっ!!



「…あ。」


バイト先の事務所のドアを思いっきり開けると、

そこには発注をしながらタバコを吸っている玉木さんがいた…。



「お疲れ様っ!!」


「…ぉ…ぉつかれ…。」






1998年12月--


年末を迎える頃、数日前に私を振った玉木さんは

私が事務所に入ってくるなり、気まずそうに目を反らしたいた…。



私は振られてから数日経った後も、なんだか頭で整理がつかなくて……


「玉木さんっ!!

私この間の話、やっぱり納得いかないんだけどっ!!」



「…え…?

この間の話って…


何…?」



「何って!!分かってるでしょ!?



この前の"距離を置こう"って話っ!!」


「あぁ…。」



玉木さんのタバコを吸うスピードが早くなる…



「なんで別れたいの?

このままじゃ納得できない…


理由があるなら教えて欲しい…。」


「……いやぁ…。」



「お願いっ!!教えて!!

私に悪いとこがあるなら直すから…。」



「…いや…ごめん…。」


「なんで謝るの!?

なんで!?

教えてよっ!?」



「…ごめん…。

ホントにごめん…。」


「なんで…?」



「だからごめん…。」




「な…んで…?


…なん…



…ぅっ…


…ぅっ…うぅ…ヒック…」



「…ちょっ…え…?


…そんな…泣かなくても…っ!!」
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