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剥落の虚偽
剥落の虚偽17
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「自分は構ってもらえなかったって言いながら、自ら子供を預けちゃうんスね…。」
そんなシャドーさんの妹さんは、実家暮らしのバツイチ子持ちで、
まともに仕事もせず、新しい男ができる度に両親に子供を預けては男の元に遊びに行っているようだった…。
「母親としてどうかと思うよね…。」
「真央は自分の母親が原因で病院通ってましたよ。
幼少期の子育てって、すごく人生に影響すると思うんです。
それでもアイツは今母親と仲良くしていて……
アイツは強いなって思います。
でもみんながみんな真央みたいに母親を許せるわけではないと思うんです。
妹さんの息子が今後どうなるか心配ですね…。」
「うん…。
だから俺も実家にいる時はなるべく構ってやるようにしてるけどね。
ウチの妹と真央はちょっとカブるところがあるんだよね。」
「はい…。
でも、真央は自分が病気になったのを母親のせいにはしていません!
アイツはそう思ってからの方がよくなりましたよ。
俺はアイツのそうゆうところがすごく好きなんですよね。
でも、母親に言われて突然不安になっちゃったんです…。
この先、俺は真央と一緒にいていいのか…。
明日、真央と会う約束してるんですけど、会っていいのかなって不安になっちゃって…。」
「母親の存在は偉大だからね。
母親にそう言われてフクくんが不安になるのも分かるよ…。
でも多分、真央はフクくんに会いたいと思うよ?」
「……。
そうかもしれないですけど…
もし俺がいない方がアイツは幸せだとしたら…って思うとコワくなってしまって…。」
「俺はそうは思わないけど?
フクくん。俺は真央のことよく知らないけど、
今までフクくんの話を聞いている限りでは
フクくんと真央は、運命共同体…っていうか…
お互いが無くてはならない存在だと思うんだよね。」
そんなシャドーさんの妹さんは、実家暮らしのバツイチ子持ちで、
まともに仕事もせず、新しい男ができる度に両親に子供を預けては男の元に遊びに行っているようだった…。
「母親としてどうかと思うよね…。」
「真央は自分の母親が原因で病院通ってましたよ。
幼少期の子育てって、すごく人生に影響すると思うんです。
それでもアイツは今母親と仲良くしていて……
アイツは強いなって思います。
でもみんながみんな真央みたいに母親を許せるわけではないと思うんです。
妹さんの息子が今後どうなるか心配ですね…。」
「うん…。
だから俺も実家にいる時はなるべく構ってやるようにしてるけどね。
ウチの妹と真央はちょっとカブるところがあるんだよね。」
「はい…。
でも、真央は自分が病気になったのを母親のせいにはしていません!
アイツはそう思ってからの方がよくなりましたよ。
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でも、母親に言われて突然不安になっちゃったんです…。
この先、俺は真央と一緒にいていいのか…。
明日、真央と会う約束してるんですけど、会っていいのかなって不安になっちゃって…。」
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でも多分、真央はフクくんに会いたいと思うよ?」
「……。
そうかもしれないですけど…
もし俺がいない方がアイツは幸せだとしたら…って思うとコワくなってしまって…。」
「俺はそうは思わないけど?
フクくん。俺は真央のことよく知らないけど、
今までフクくんの話を聞いている限りでは
フクくんと真央は、運命共同体…っていうか…
お互いが無くてはならない存在だと思うんだよね。」
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