陽のあたる場所

こたろ

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剥落の虚偽

剥落の虚偽13

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人間て一度思考が負に向かうと、

負の作用が更に働いてどんどん悪い事ばかり思い出してしまう…。



合法ドラッグのことなんて、あれから忘れかけていたのに…。




"彼"が合法ドラッグを断つことが出来なければ、

"俺"が彼の人生を台無しにしたと捉えられるだろうか…?





自ら負の作用を引き出すようなマンガを読んで、

更に自分の思考が暗くなっていく……。





あぁ…


俺は何をやっているんだ……。





あぁ…



俺は何の為に生きているのだろうか--?











俺はいつの間にか脳内で答えの無い迷路に迷い込んでいた…。




そして『ライフ』を手に持ったまま、気付けば朝を迎えていた…。



あぁ…

今日もこのまま仕事だ…。





俺は始発の電車で一旦新宿に戻ることにした。


そして家に帰って身仕度をしてから、またすぐに仕事に向かった--。
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