陽のあたる場所

こたろ

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崩壊の序曲

崩壊の序曲17

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「……ぅう…っう…。


…んっ…ごめん…。

…今日はやっばり……うっ…疲れてるみたいだから…

うぅっ…うっ…もう寝るわ…」



「…そうね。それがいいわ…

ゆっくり休んだ方がいいわね。」



「…うぅっ…うっ

…じゃあ…また……。」


俺は母親の返事を聞かずそのまま電話を切った…。





それから…





「ぅうっ…ぅう…ぁあああ……うっ…えっ…えっ…ぁあああああ……」




俺は独りでずっと泣きじゃくっていた…。




頭の中では斎藤○義の原発の歌が流れていた--。



"ずっとウソだったんだぜ~♪"

"やっぱバレてしまったな~♪"



このフレーズだけ頭の中で延々と流れ続け…

どんどんボリュームが増していった---。





そのあと震えがとまらなくて、

布団の中にうずくまってまた泣いていた…。





ずっと震えがとまらなくて…








俺は一睡もできずそのまま朝を迎えた……。
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