陽のあたる場所

こたろ

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崩壊の序曲

崩壊の序曲2

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「はぁ…はぁ……。」


メールを読んで泣き出してから1時間程経って

俺はやっと落ち着いて泣き止んた。



それから俺は鼻水を垂らしたまま真央に電話をした。


とにかく謝りたかった…。


だけど真央は電話に出ず、

俺は布団にくるまりながら真央から来たメールをまた読んでいた…。


"何をしても楽しくない"

"何もかもつまらない"


ちくしょう…っ

なんで気付いてやれなかったんだよ…。



ちくしょう…っ

そいつがいなきゃ楽しくないのかよ…?



恋人なんていなくても友達さえいれば……。


俺と居るだけじゃつまらないのかよ……?



「ぅうっ…うっ……うぅ…。」



俺は再び泣きながら布団の中でうずくまっていた…。


そしてそのまま泣き疲れていつの間にか眠りに就いていた--。





翌朝になって目が覚めると、真央からメールが来ていた。


『ごめん💦昨日は寝てた💦

電話くれたみたいだけどどした⁉』


……。

なんだか今のテンションで謝るのも違うな…。


『わりぃ。気にしないで。

今度会った時話すわ。』



そう真央に返信してから、俺は今日も高円寺に向かった--。



高円寺に着くと、相変わらず重い空気の職場内……。



夕方になると休憩中に女の子達が携帯を見せ合いながら

みんなでキャッキャと笑っている姿がみえた…。



「ねぇねぇ、フクちゃんもみてよコレ(笑)」
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