陽のあたる場所

こたろ

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沈む太陽

沈む太陽38

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「……。

…はい。ちょっと…。」


「…喋り方でわかるよ。

お前無理してんだろ?」


ケースケさんはこうやっていつも俺の異変に気付いてくれる…。


「…ははw

実は最近疲れて食欲なくて、ここ1ヶ月くらいで8キロも痩せましたよ(笑)」

「は!?マジでっ!?」


「まぁ元々食い過ぎで太ってたんでちょうどいいですけど(笑)

それよりマナミが心配ですね…。」


「アイツは彼氏いるし大丈夫だよ。

アイツ震災から怖くて元彼に自ら連絡したらしくてさ。

独りでいるのが怖いんだって。」


「多分今回そうゆう人多いと思います。」


「でも『フクは独りだよ』って言ってやったけどな(笑)

『フクなんていつも独りだよ』…って。」



「ははw確かにいつも彼女いないですからね(笑)

でもケースケさんに話してなかったですけど、今実は同居人っていうか居候がいるんですよ(笑)」


「…え、そうなの?」


「はい。まぁそうゆう意味では今独りではないですけどね(笑)」


「ふぅん。どうゆう奴か知らねえけど。


…まぁでもあんま無理すんなよ。

お前はいつも無茶ばっかするからな。」


「ハハハw

…ありがとうございます。」



それからケースケさんと電話を切ると、

真央からメールが来ていることに気付いた。


…そうだ。

ホントは今日会う予定だったけど、

俺が仕事終わるの遅いって言ったら『また今度にしよう』って言われちゃって…。

なんだろ今更…?



そして真央からのメールを開くと……




……え?
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