陽のあたる場所

こたろ

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沈む太陽

沈む太陽3

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彼は苦笑いしながら反応を伺うようにチラッと私を見てきた…。


「…え。

それって……どうゆう事…?」


「だから…

しばらくの間、お互い距離置こうよ?」



「何それ…?つまりはそうゆう事なんでしょ!?」


「……。

ごめん…。」


「謝らないでよ!?ハッキリ言えばいいじゃないっ!?」



怒りと悲しみを押さえきれず、

私は怒鳴りつけながらも声が震えていた…。



「……ごめん。」


「……なんで…?」



「本当にごめん。」


「……。」



「ごめんね…。俺、これからバイトの杉田と約束あるから…。

…もう行くね?」



「……。

わかった…。」



「…じゃ。」




玉木さんはそのまま去っていき、私はしばらく呆然としていた…。


まさかこんな事になるなんて…。


寄りによってクリスマス直前に……。



こんな事なら余計な事言わなければ良かった。


そしたら曖昧なままの関係で居られたのに--。








でも、今更後悔しても遅い。


過ぎ去った時間は永遠に取り戻せないのだ。
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