陽のあたる場所

君の鼓動

君の鼓動37

人間とは時に弱い…。

その弱さもまた人間らしいのかもしれない。


時には強がることもあるだろう…。


でも人間には"心"があるからこそ泣きたい夜もあるのだ－－。


君はきっと"優しい心"を持っているからこそ……




そう、きっと人間なんて弱くて１人じゃ生きていけないから

時には寄り添い合って生きていくのだ－－－。






「おはよ－ございま－すっ！」


翌日の朝、俺は将吾くんの家からまた高円寺の職場に向かった。



空は晴天－－－。


陽のあたる高円寺の街を通り抜け、２人で元気よく出勤した♪


「ちぃ～っス!！」



将吾くんも昨日の事はまるで何もなかったかのように元気になっていた♪



「あれ？２人で仲良く出勤!?ｗ

何、昨日福永さん帰れなかったの？」


治さんが笑いながら話しかけてきた♪



「はい(笑)終電なくして将吾くんちに泊めてもらいました♪」


「相変わらず飲みますね～(笑)」


「はい♪将吾くんちでもまた更に飲んでました(笑)」




「ったく、２人とも仲良いね～♪」


今度は横にいた治さんのお姉さん"サチコさん"も笑いながら話しかけてきた。


「あれ？２人とも仲良く飲み物まで一緒じゃん？ｗ

ヒュ～！ｗｗ妬けちゃうね～♪(笑)」


更にシゲルが便乗してきた(笑)



「うわっ!!ホントだ!!

真似すんなやっ!!」


「おいっ!!俺が先に買ったぞ!?

将吾くんこそ真似すんじゃねーっ!!」


「ぁあっ!?」


将吾くんは相変わらずのキレっ振りで俺を威嚇してきた(笑)



「ハハハっｗ

つーか、シゲルも仲間に入りたいんだろ？(笑)

シゲルも"いろはす"みかん味どうよ？(笑)うまいよ♪」


「そんなアル中コンビに仲間入りしたくね～し(笑)」


「「ハハハハハっ!!」」



そう、陽はまたのぼりくりかえす…


きっと止まない雨などないのだ♪


今日もココ高円寺にはみんなの笑い声が響きわたっている－－♪


こんな楽しい日々が続きますように－－－。