陽のあたる場所

こたろ

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君の鼓動

君の鼓動23

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「サン宝石っ!?

うわぁ!!超懐かしいっ!!


ってかフク、アンタの口からまさか"サン宝石"の名がでてくるとは思わなかったわ!!(笑)」


「ハハハっwそりゃそうだろな♪(笑)」



サン宝石とは児童向けのコミック雑誌によく広告が掲載されている会社名で

子供向けのおもちゃみたいな雑貨やアクセサリーが激安で買えること通販ショップのことだ--。



当時はかなり人気で、"りぼん"や"なかよし"を読んでいた女の子ならば

誰しも知っていると思われる通販だが…


「フクちゃん!!


今サン宝石ね、通販だけじゃなくて、なんとショップもあってさ♪

上大岡にサン宝石のショップがあって、実は娘とよく行ってるの♪(笑)」


「マジ!?上大岡にあるの!?!?

俺超行きたいんだけど!!!(笑)」


「繭ちゃん、私も行きたいっ!!!」




それから繭ちゃんの車でみんなで"サン宝石"に行った(笑)


繭ちゃんの娘は友達の家に遊びに行ってしまったから、

俺はサン宝石に着くと今日子の娘にベッタリで(笑)

可愛いカチューシャやシュシュを見つけては今日子の娘につけて試して、

俺は勝手に『似合う♪』と思った気に入ったアクセサリーをいっぱい買ってあげていた(笑)


「フクありがとう♪

でももうそのくらいでいいから!!w


あんま買いすぎてもこの娘調子に乗っちゃうからさ(笑)」



俺は昔から子供が大好きだ。


子供が好きで昔は幼稚園の先生になりたいとも思っていた。


しかし今の俺は将来的に自分に子供ができないことを理解している。



だからこそ他人の子供はめいっぱいかわいがって甘やかしてしまう…。



まるで、無駄に孫を甘やかしてしまう祖父母のように…(笑)
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