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溺れる魚
溺れる魚21
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「…そんなわけでさ、一応聞くけど、
マイキーにライブ協力してもらうのは難しいかな?」
「フクさんごめん…。
最近ホントにマイキー疲れ過ぎてて、
私個人的にはマイキーにライブやらせるのは反対です。
マイキーの体が心配だから…。」
「そうだよね。ごめんね、余計な事聞いちゃって。
今の気にしなくていいからマイキーのサポートしてあげてね。」
ちょっとだけでもライブをやって奈良くんを満足させたかったけど、やっぱり無理か…。
真央の言う通り始めから断っておけば良かっただろうか…?
結局そのままどうにもできず、奈良くんとは連絡を取らなくなってしまった。
すると数日後、マイキーから電話がかかってきた。
「フク、奈良ちゃんと今日話したけどヤバいな。
思いやりのない言葉を浴びせられたよ。。
ありゃ今完全に暴走機関車だな!!(笑)」
「そっかぁ。普段はその熱さがいいとこでもあるんだけどね。」
「今回は悪い方向に脱線し過ぎちまってるな(笑)」
「こんだけ日にち経ってもまだ落ち着いてないのかぁ。
しかもマイキーにまでそんなんなんてな…。」
「一応俺は言い返して、『ライブにこだわるのには絶対自分のエゴが入ってる!!』って言ってやったよ。
だいたい音楽を始めるのはみんな
『かっこつけたい!!』とか
『モテたい!!』
『注目を浴びたい!!』とか
なにかしら自分の欲があるはずなんだよ。
とりあえず『すみません』とは言ってくれたけど、
どこまで分かってくれたかは謎だけどな…。」
「ライブにこだわり過ぎなんだよなぁ。
ったく、自分の考えこそが正しいと自分の考えに溺れちゃっているんだよ…。」
それから俺らはこの騒動を期に
音楽活動はおろか、会うことすらなくなってしまった…。
そしてその後、俺の胃の痛みは更に増して行くこととなってしまった--。
マイキーにライブ協力してもらうのは難しいかな?」
「フクさんごめん…。
最近ホントにマイキー疲れ過ぎてて、
私個人的にはマイキーにライブやらせるのは反対です。
マイキーの体が心配だから…。」
「そうだよね。ごめんね、余計な事聞いちゃって。
今の気にしなくていいからマイキーのサポートしてあげてね。」
ちょっとだけでもライブをやって奈良くんを満足させたかったけど、やっぱり無理か…。
真央の言う通り始めから断っておけば良かっただろうか…?
結局そのままどうにもできず、奈良くんとは連絡を取らなくなってしまった。
すると数日後、マイキーから電話がかかってきた。
「フク、奈良ちゃんと今日話したけどヤバいな。
思いやりのない言葉を浴びせられたよ。。
ありゃ今完全に暴走機関車だな!!(笑)」
「そっかぁ。普段はその熱さがいいとこでもあるんだけどね。」
「今回は悪い方向に脱線し過ぎちまってるな(笑)」
「こんだけ日にち経ってもまだ落ち着いてないのかぁ。
しかもマイキーにまでそんなんなんてな…。」
「一応俺は言い返して、『ライブにこだわるのには絶対自分のエゴが入ってる!!』って言ってやったよ。
だいたい音楽を始めるのはみんな
『かっこつけたい!!』とか
『モテたい!!』
『注目を浴びたい!!』とか
なにかしら自分の欲があるはずなんだよ。
とりあえず『すみません』とは言ってくれたけど、
どこまで分かってくれたかは謎だけどな…。」
「ライブにこだわり過ぎなんだよなぁ。
ったく、自分の考えこそが正しいと自分の考えに溺れちゃっているんだよ…。」
それから俺らはこの騒動を期に
音楽活動はおろか、会うことすらなくなってしまった…。
そしてその後、俺の胃の痛みは更に増して行くこととなってしまった--。
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