125 / 449
B型行進曲
B型行進曲30
しおりを挟む
バイト先のランさんはミャンマー人だから、地震大国である日本に未だ免疫がないようで
今回の大地震でパニックになって店長に泣きついていたらしい。
街中でも泣きわめく女性を見たり、街中みんな興奮状態で
大して被害のなかったココ東京でも異常な空気が漂っていた--。
それからコンビニは大盛況で、少し手伝ってから自分の家に帰った。
家に帰ると茶わんとコップが割れていて、
本棚からマンガがほとんど飛び出して落ちていた…。
テレビをつけると観るに耐えない現実が突き付けられ、
眼を覆いたくなった…。
でも…
これが現実…。
落ち着け…
落ち着け……。
別に俺は今被害もなく生きてるじゃないか…。
そしてテレビを消して1人で考えていた…。
俺には何ができるだろうか--?
とりあえずみんなの無事を確認したくてmixiを開くと
mixiのつぶやきはパニック状態だった--。
被害状態を説明する人…
怖い…助けて…とSOSを出す人…
遊んでいる人を非難する人…
闇雲に募金やボランティアと口走り出す人…
そして…
阪神大震災の経験をしたという、冷静かつ…
言い換えれば冷めた目線の人…。
『……!!』
俺は自分が冷静じゃないのが自分で分かっていたから、
とりあえずコメントせず黙ってmixiをみていた…。
そして夢中で関西出身の友人たちのつぶやきをずっと追っていた…。
でも…途中何度も回線が途切れて…
結局見るのを途中で諦めることにした…。
つーか今連絡取りたいのは東北の人たちだよな…。
それから……
プルルルルル~♪
電話が突然鳴った…。
…ん?
コンビニの店長からだ!!
「……もしもし。」
恐る恐るでると…
「福永くんっ!!
悪いけど今すぐ来てくれない!?
お店が大変な事になってて!!!!
朝勤も昼勤もみんなに残ってもらってるんだけど、全く補充が追っ付かなくて…
も~っっ!!とにかく大変なんだっ!!!」
今回の大地震でパニックになって店長に泣きついていたらしい。
街中でも泣きわめく女性を見たり、街中みんな興奮状態で
大して被害のなかったココ東京でも異常な空気が漂っていた--。
それからコンビニは大盛況で、少し手伝ってから自分の家に帰った。
家に帰ると茶わんとコップが割れていて、
本棚からマンガがほとんど飛び出して落ちていた…。
テレビをつけると観るに耐えない現実が突き付けられ、
眼を覆いたくなった…。
でも…
これが現実…。
落ち着け…
落ち着け……。
別に俺は今被害もなく生きてるじゃないか…。
そしてテレビを消して1人で考えていた…。
俺には何ができるだろうか--?
とりあえずみんなの無事を確認したくてmixiを開くと
mixiのつぶやきはパニック状態だった--。
被害状態を説明する人…
怖い…助けて…とSOSを出す人…
遊んでいる人を非難する人…
闇雲に募金やボランティアと口走り出す人…
そして…
阪神大震災の経験をしたという、冷静かつ…
言い換えれば冷めた目線の人…。
『……!!』
俺は自分が冷静じゃないのが自分で分かっていたから、
とりあえずコメントせず黙ってmixiをみていた…。
そして夢中で関西出身の友人たちのつぶやきをずっと追っていた…。
でも…途中何度も回線が途切れて…
結局見るのを途中で諦めることにした…。
つーか今連絡取りたいのは東北の人たちだよな…。
それから……
プルルルルル~♪
電話が突然鳴った…。
…ん?
コンビニの店長からだ!!
「……もしもし。」
恐る恐るでると…
「福永くんっ!!
悪いけど今すぐ来てくれない!?
お店が大変な事になってて!!!!
朝勤も昼勤もみんなに残ってもらってるんだけど、全く補充が追っ付かなくて…
も~っっ!!とにかく大変なんだっ!!!」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
彷徨う屍
半道海豚
ホラー
春休みは、まもなく終わり。関東の桜は散ったが、東北はいまが盛り。気候変動の中で、いろいろな疫病が人々を苦しめている。それでも、日々の生活はいつもと同じだった。その瞬間までは。4人の高校生は旅先で、ゾンビと遭遇してしまう。周囲の人々が逃げ惑う。4人の高校生はホテルから逃げ出し、人気のない山中に向かうことにしたのだが……。

【完結】私の結婚支度金で借金を支払うそうですけど…?
まりぃべる
ファンタジー
私の両親は典型的貴族。見栄っ張り。
うちは伯爵領を賜っているけれど、借金がたまりにたまって…。その日暮らしていけるのが不思議な位。
私、マーガレットは、今年16歳。
この度、結婚の申し込みが舞い込みました。
私の結婚支度金でたまった借金を返すってウキウキしながら言うけれど…。
支度、はしなくてよろしいのでしょうか。
☆世界観は、小説の中での世界観となっています。現実とは違う所もありますので、よろしくお願いします。
【完結】さよなら、私の愛した世界
東 里胡
青春
十六歳と三ヶ月、それは私・栗原夏月が生きてきた時間。
気づけば私は死んでいて、双子の姉・真柴春陽と共に自分の死の真相を探求することに。
というか私は失くしたスマホを探し出して、とっとと破棄してほしいだけ!
だって乙女のスマホには見られたくないものが入ってる。
それはまるでパンドラの箱のようなものだから――。
最期の夏休み、離ればなれだった姉妹。
娘を一人失い、情緒不安定になった母を支える元家族の織り成す新しいカタチ。
そして親友と好きだった人。
一番大好きで、だけどずっと羨ましかった姉への想い。
絡まった糸を解きながら、後悔をしないように駆け抜けていく最期の夏休み。
笑って泣ける、あたたかい物語です。
島猫たちのエピソード2025
BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。
石垣島は野良猫がとても多い島。
2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。
「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。
でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。
もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。
本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。
スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。

絶望から始めましょう
葦家 ゆかり
現代文学
上京し銀行に就職した風谷真希(かぜたに まき)は、やりたくない仕事や恋人との破局を経て、鬱になってしまう。最後の力を振り絞って引っ越した海辺の町・下田で、海を眺め、新しい人と交流しながらなぜ自分はこうなってしまったんだろうと過去を振り返っていく。不安定な家庭、毒親、愛か何か分からない自分……。
それまでの考え方や人生をリセットし、息のしやすい新しい人生を再構築していく希望と再生の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる