陽のあたる場所

こたろ

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B型行進曲

B型行進曲2

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「店長すみません…。

真央ちょっと疲れてるようなんで帰しました…。」



「いいよいいよ。

元々俺らが無理言って来てもらっただけだし、

来てくれただけでありがたいよ♪


でも、ちゃんと楽しんでくれてたかな?」



「楽しかったって言ってましたよ♪

店長たちによろしくって言ってました。


なんかいろいろ余計な気ぃ遣わせてしまってすみません。


でも店長のおかげで、アイツがホントに楽しそうだったんで良かったです♪」



「また機会があったら一緒に遊びたいね♪」


「そうですね♪」



それから店長と宇野さんと、何鍋にするかとか話しあって、

『春菊はダメっ!!』とか、好みを言い合っていた(笑)




…ん?そういえば…


「あれ?

店長、ところでロクさんは!?」



「ロクは店までバイクで来たから、一旦バイクを置いてくるってさ♪」



すると…


プルルルルっ~♪



店長の携帯が鳴った。

「あ…ロクからだ!!」



それから店長は、一旦車を停めて電話に出て

ロクさんに先にスーパーまで行くように指示してから電話を切った。


「はぁ…。」


店長は大きなため息をついてから、黙って振り返ってきた。


後部座席にいる俺をみて何か言いたげな顔をしている…。



…?


「店長なんスか?」


「あぁ…。」


「へ?」






「ロクには…

『真央は来ない』って言えなかったよ(泣)」


「アハハハっ」
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