陽のあたる場所

こたろ

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B型行進曲

B型行進曲1

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「ごめんね、フク。

やっぱり今日はちょっと疲れたから、私は帰るわ…。」



みんなでアウトレットに行った後、

みんなで一旦働き先のコンビニに戻った。


真央は荷物が大量だったから、

『俺んちに真央の荷物を置いてくる』

と店長に伝えて、俺は真央と自分の家に向かう途中だった---。



「そうか…分かった。

みんなに伝えておくよ。



今日は知らない人といっぱい会って疲れたべ?

じゃあ…雨だし気をつけて帰れよ?」




みんな真央も来るもんだと思っていたけど、

別に約束してたわけじゃないしな…。



「ありがとう。今日はホント楽しかった。

店長たちによろしくね…。」


俺はこの日、すんなりと気分よく真央を帰すことができた。



きっとそれはきのう出会った鳥飼さんのおかげだろう。



人間とは例え同じことをされても、自分の考え方次第で、善とも悪ともとれる。


ならば"善"ととることができた方が

自分にとっても"陽"となるのだ---。





俺と真央は俺んちの前で別れて、

俺は店長の車に向かい、雨の中走って戻っていった。



車に着くと…


「あれ?真央は?」
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