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幸福の変革者
幸福の変革者30
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「そうだね♪音楽の趣味も個性的だよね♪」
兄は割と普通の人よりは音楽好きだったし、毎月音楽雑誌を買っていた。
私は売れ線J-POPしか知らないし
雑誌『FRUITS』に出てる人たちのプロフィールに載ってる音楽なんて知らないのばっかりで…
「FRUITSに載ってる人にもCharaとかUAは割と人気なんだなぁ…」
「あぁ確かにそうだね♪」
とりあえず私はカタチから入りたくて、
兄にオススメの音楽はないか訊いてみた。
「あとね、私今女性の音楽しか聴いてないから
男性のでなんかかっこいいのない!?」
「う~ん…、幸子が好みそうなやつでねぇ…」
兄は音楽雑誌をパラパラと捲りながら、
私が気に入りそうな音楽を探し始めた。
「あんまりマニアック過ぎるのだと私自身が受け入れられなさそうだから、
そこそこ売れてて、でもみんなには知られてないような…」
私はせめてかっこいい音楽を聴いて、聴いてる音楽でみんなと差をつけたいと考えたのだ。
兄は私のわがままを黙ってきいてくれて、必死になってしばらくの間探してくれた。
「あ!じゃあこれなんかどう?
幸子も割と好きそうな気がする♪」
「え、どれ!?」
兄は音楽雑誌のページを指差しながら、もう片方の手で私を手招きした。
「これ!『Dragon Ash』!!」
兄の指先には、アフロの男を中心に3人の男性が映っていた。
「へぇ…ドラゴンアッシュ?
初めてきいた…。」
「割と売れてきてるけどね♪」
「で、建ちゃんはCD持ってないの?」
「持ってないけど…
来週アルバムがでるから、そしたら借りようかなって(笑)
ちょっと前に出たシングルがなかなか良かったんだよ♪
『陽はまたのぼりくりかえす』ってヤツ♪」
兄は割と普通の人よりは音楽好きだったし、毎月音楽雑誌を買っていた。
私は売れ線J-POPしか知らないし
雑誌『FRUITS』に出てる人たちのプロフィールに載ってる音楽なんて知らないのばっかりで…
「FRUITSに載ってる人にもCharaとかUAは割と人気なんだなぁ…」
「あぁ確かにそうだね♪」
とりあえず私はカタチから入りたくて、
兄にオススメの音楽はないか訊いてみた。
「あとね、私今女性の音楽しか聴いてないから
男性のでなんかかっこいいのない!?」
「う~ん…、幸子が好みそうなやつでねぇ…」
兄は音楽雑誌をパラパラと捲りながら、
私が気に入りそうな音楽を探し始めた。
「あんまりマニアック過ぎるのだと私自身が受け入れられなさそうだから、
そこそこ売れてて、でもみんなには知られてないような…」
私はせめてかっこいい音楽を聴いて、聴いてる音楽でみんなと差をつけたいと考えたのだ。
兄は私のわがままを黙ってきいてくれて、必死になってしばらくの間探してくれた。
「あ!じゃあこれなんかどう?
幸子も割と好きそうな気がする♪」
「え、どれ!?」
兄は音楽雑誌のページを指差しながら、もう片方の手で私を手招きした。
「これ!『Dragon Ash』!!」
兄の指先には、アフロの男を中心に3人の男性が映っていた。
「へぇ…ドラゴンアッシュ?
初めてきいた…。」
「割と売れてきてるけどね♪」
「で、建ちゃんはCD持ってないの?」
「持ってないけど…
来週アルバムがでるから、そしたら借りようかなって(笑)
ちょっと前に出たシングルがなかなか良かったんだよ♪
『陽はまたのぼりくりかえす』ってヤツ♪」
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