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幸福の変革者
幸福の変革者12
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「そうですよ♪
正月のセールに一緒に行こうとしたのも昨日の女の子っスよ♪」
自分の友人を『かわいい』と褒められるのはとても気分がいい♪
「あの子だったかぁ!!悔しいなぁっ!!
一緒に買い物行きたかったなぁ…。」
「ハハハッ(笑)」
悔しがる店長をみると俺は更に嬉しくなって、鼻高々な気分になっていた(笑)
店長と話が盛り上がっていると、横から社員のロクさんが割り込んできた。
「福永さんっ!!
12日ちゃんと休みにしましたか!?」
この頃、このコンビニでは何年ぶりかの改装が目前に控えていた。
24時間年中無休のはずのコンビニが珍しく三連休になるということで
こんな機会は滅多にないから『みんなで出掛けよう!!』という話で持ちきりだった。
「いやぁ…祝日の次の日ですよね?
多分仕事はいっちゃうから厳しいっすね…。」
改装中の2月12日、みんなで入間のアウトレットに行くというのだが、
俺は仕事の事を考えて既に断っていた。
「うわっ!!福永さん最初から行く気が感じられないっ!!」
「何言ってんすかロクさんっ!!(笑)
俺も行きたいですけど仕事入ったらしょうがないじゃないですか!
もしも仕事がなかったら行きますよ♪」
「嘘つきっ!!どうせ仕事なくても来ないんでしょ!?
もう福永さんなんて知らないっ!!」
「ハハハっ!!」
ロクさんは冗談でイジけて、俺は笑って、
結局話をうやむやにしたまま、この日は退勤していった。
そして翌日、仕事帰りにまたコンビニに立ち寄ると、
昨日のロクさんに引き続き、今度は店長からもお願いされたのだった---。
「福永くん、ロクもかなり楽しみにしてるし、
こんな機会滅多にないから行こうよ!!」
「そうなんスけど…。」
「無理言ってるのは承知なんだけど、
それがさぁ…
コバや宇野ちゃんもフクくん来ないなら行かないとか言い出してさ…」
「ぇえ!?
そんな…俺抜きで行ってくればいいじゃないですか!」
「頼むよ福永くんっ!!
行けるかどうかはフクくんにかかってるんだよ!!」
「ぇえ?
…ん~困ったなぁ…。」
「ちょっと福永さんっ!!
仕事と俺ら、どっちが大事なんですか!?」
正月のセールに一緒に行こうとしたのも昨日の女の子っスよ♪」
自分の友人を『かわいい』と褒められるのはとても気分がいい♪
「あの子だったかぁ!!悔しいなぁっ!!
一緒に買い物行きたかったなぁ…。」
「ハハハッ(笑)」
悔しがる店長をみると俺は更に嬉しくなって、鼻高々な気分になっていた(笑)
店長と話が盛り上がっていると、横から社員のロクさんが割り込んできた。
「福永さんっ!!
12日ちゃんと休みにしましたか!?」
この頃、このコンビニでは何年ぶりかの改装が目前に控えていた。
24時間年中無休のはずのコンビニが珍しく三連休になるということで
こんな機会は滅多にないから『みんなで出掛けよう!!』という話で持ちきりだった。
「いやぁ…祝日の次の日ですよね?
多分仕事はいっちゃうから厳しいっすね…。」
改装中の2月12日、みんなで入間のアウトレットに行くというのだが、
俺は仕事の事を考えて既に断っていた。
「うわっ!!福永さん最初から行く気が感じられないっ!!」
「何言ってんすかロクさんっ!!(笑)
俺も行きたいですけど仕事入ったらしょうがないじゃないですか!
もしも仕事がなかったら行きますよ♪」
「嘘つきっ!!どうせ仕事なくても来ないんでしょ!?
もう福永さんなんて知らないっ!!」
「ハハハっ!!」
ロクさんは冗談でイジけて、俺は笑って、
結局話をうやむやにしたまま、この日は退勤していった。
そして翌日、仕事帰りにまたコンビニに立ち寄ると、
昨日のロクさんに引き続き、今度は店長からもお願いされたのだった---。
「福永くん、ロクもかなり楽しみにしてるし、
こんな機会滅多にないから行こうよ!!」
「そうなんスけど…。」
「無理言ってるのは承知なんだけど、
それがさぁ…
コバや宇野ちゃんもフクくん来ないなら行かないとか言い出してさ…」
「ぇえ!?
そんな…俺抜きで行ってくればいいじゃないですか!」
「頼むよ福永くんっ!!
行けるかどうかはフクくんにかかってるんだよ!!」
「ぇえ?
…ん~困ったなぁ…。」
「ちょっと福永さんっ!!
仕事と俺ら、どっちが大事なんですか!?」
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