29 / 449
後悔の先
後悔の先8
しおりを挟む
「フク、ありがとね。」
「は?何で?」
「私さ、フクと出会った時って
まだすごく負のオーラを漂わせていたと思うんだよね。」
「……。
……うん、まあなぁ。」
その真央のマイナスオーラは、俺や一部の人しか気づかない
目には見えないオーラのことだ。
そして俺は今、そのマイナスオーラを
カタチは違うが将吾くんにも感じ取れる。
「それなのにさぁ、
フクはずっと私と一緒に居てくれて…
ホントにありがとう。」
真央は俺の目を見ながらニッコリと微笑んだ。
俺は心の中で万歳三唱をしていた。
それはきっと寿命が1年くらい延びたんじゃないか?ってくらいに嬉しい言葉だった。
そうさ、俺は間違ってなんかないさ。
いつだってどこだって誰とだって
楽しい人生を送れるのさ。
溺れた君を助ける泳ぎの達人のような
命の恩人にはなれそうにないけど
いつだって君と一緒に楽しい毎日を送る、
人生を楽しむ達人に俺はなってやるさ!!
「フクさん、
死にたいって思ったことありますか?」
「…!」
そうだ、
あの時のように後悔だけはしたくない---。
「は?何で?」
「私さ、フクと出会った時って
まだすごく負のオーラを漂わせていたと思うんだよね。」
「……。
……うん、まあなぁ。」
その真央のマイナスオーラは、俺や一部の人しか気づかない
目には見えないオーラのことだ。
そして俺は今、そのマイナスオーラを
カタチは違うが将吾くんにも感じ取れる。
「それなのにさぁ、
フクはずっと私と一緒に居てくれて…
ホントにありがとう。」
真央は俺の目を見ながらニッコリと微笑んだ。
俺は心の中で万歳三唱をしていた。
それはきっと寿命が1年くらい延びたんじゃないか?ってくらいに嬉しい言葉だった。
そうさ、俺は間違ってなんかないさ。
いつだってどこだって誰とだって
楽しい人生を送れるのさ。
溺れた君を助ける泳ぎの達人のような
命の恩人にはなれそうにないけど
いつだって君と一緒に楽しい毎日を送る、
人生を楽しむ達人に俺はなってやるさ!!
「フクさん、
死にたいって思ったことありますか?」
「…!」
そうだ、
あの時のように後悔だけはしたくない---。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説


株式投資日記
小狸日
エッセイ・ノンフィクション
自分が行っている株式投資の記録を残しています。
初心者は記録を付けた方が良いという話を聞いて、今からでもと自分の行動の見直しを考え行う事にしました。
正直、株って難しいけど、面白いかも。
生活資金位は稼げる様にと奮闘中です(;^_^A
硝子の大瓶
しゃんゆぅ
エッセイ・ノンフィクション
詩集、散文などを詰めました。
私の好きな物を詰めるの
大きな大きな硝子の瓶
私の大好きなものを詰めるの
大きな大きな硝子の瓶
痛いも悲しいも
辛いも怒りも
恋も愛も
幸せを温かさを
全部全部詰めました
これは私の分身です
これは私の心です
幸せで大好きな私です
今まで書いたものをつめました。
他の所で発表したものもはいっています。

わたしは花瓶。呪文のように言い聞かせる。
からした火南
現代文学
◇主体性の剥奪への渇望こそがマゾヒストの本質だとかね……そういう話だよ。
「サキのタトゥー、好き……」
「可愛いでしょ。お気に入りなんだ」
たわれるように舞う二匹のジャコウアゲハ。一目で魅了されてしまった。蝶の羽を描いている繊細なグラデーションに、いつも目を奪われる。
「ワタシもタトゥー入れたいな。サキと同じヤツ」
「やめときな。痛いよ」
そう言った後で、サキは何かに思い至って吹き出した。
「あんた、タトゥーより痛そうなの、いっぱい入れてんじゃん」
この気づかいのなさが好きだ。思わずつられて笑ってしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる