40 / 128
第ニ章の話
ランチ後に街ブラ
しおりを挟む
ランチはとてもボリュームがあってすごく美味しかった。
マリンの街で食べてばかりな気もするけど。
ランチをすませてまた歩き出した。
「結構歩いているが足痛くないか?」
「はい、大丈夫です!歩くの好きですし。」
元の世界の頃は毎日駅まで歩いたり電車通勤もしていた。
歩くのは得意だ。
次は雑貨屋さんなどが並ぶ区画だ。
インテリアになる置物とかも置いてあったりするけれど、私は家があるわけでもないので置くところもない。
もともとインテリアは好きなのだが。
ウィンドーショッピングがてら見て回った。
なんか大きな建物があった。
「レンさんあの大きな建物はなんですか?」
「あぁ、あれはプラザだ。色々な種類の店舗があの建物に入っている。服屋も雑貨屋も本屋とかも。あとは上の方は飲食店フロアもある。」
あー、デパートか。異世界にデパートがあるなんて凄い。
でもこれ回るのはなかなか大変そうなので今度にする。
大都会だな、マリンの街。
色々まわっていたら、そろそろ夕方近くになってきたので帰ることにした。
歩き回ったので、帰りは馬車に乗って帰ることになった。
宿の下の方でちょうどおりれるそうだ。
馬車にガタンガタンと揺られながら海を眺める。
天気が良かったから海がキラキラ光っている。
「疲れたか?」
「あぁ、いえ。んー、少しだけ。でも楽しかったです!ありがとうございます!レンさんこそ付き合わせてしまったから疲れたのでは?」
「いや、良い休日だよ。俺も酒が買えたからな。夕飯はどうするんだ?」
「フフッ。飲むの楽しみですね!夕飯はまだ決めてなかったです。」
「なら、宿で一緒に食わないか?宿の飯も美味いぞ。バーのところで食える。ケイがいるはずだ。」
「それいいですね!今日の朝食もとても美味しかったです!夕飯楽しみです!」
「フッ。モエは食べるのほんと好きだな。一緒に飯食うの楽しいよ。」
「フフッ。食べるのって幸せです!今日も美味しい物たくさん食べます!」
「あぁ、そうしよう、たくさん歩いたしな。」
沢山歩いたからかお腹ぺこぺこだ。
夜も楽しみだな。
宿に着いて私は一度荷物を部屋に置いてからバーに行った。
レンさんがカウンターに座って向かいにいるケイさんと話していた。
「あっ、モエさん。初めてのマリンの街はどうでしたか?たくさん歩いてお疲れでしょう。」
「来たか!飲みながら食おうぜ。」
スックは一緒に見て回って疲れたのか私の肩の上で寝ている。
「ありがとうございます!ケイさん。大丈夫です!たくさん歩いたけど夜ごはん楽しみに帰ってきました! レンさんビールですか?なら私もビールで。」
「それは良かった、ビールですね!お待ちください。」
「おぅ、先に飲んでた。なんか食いたいものあるか?」
「ありがとうございます。」
レンさんはメニューを見せてくれた。
イタリア料理って感じのメニューだった。
どんなものかわかりやすいから選ぶのが困らない。
「お料理のご注文はお伺いしますよ。」
ケイさんはビールを持ってきてくれて言ってくれた。
「なんでも好きなもん頼め。」
「えっと。カプレーゼ!生ハムとモッツアレラチーズですよね?」
「はい、そうです。生ハム、モッツァレラ、トマト、それにバジルの葉とバジルソースです。」
「カプレーゼと海鮮のサラダとあとはこの魚介類のトマトパスタ!」
「かしこまりました。」
「レンさんは何か食べたいものは?」
「んー、唐揚げとチーズとウィンナーのピザ」
「じゃぁ、とりあえず乾杯しましょう!」
「あぁ」
「「乾杯!」」
「今日はありがとうございました!お買い物たくさんできて楽しかったです!結構お金も使いましたが。」
「いや、いいんだよ。俺も久々に休みとったし、酒も買えたから。確かにたくさん買ってたけど金大丈夫か?」
「あっ、お金は大丈夫です。別で貯めてる分もありますし、ゴダの街で沢山貯めましたから。でも明日ギルドに行って早速この街で依頼をこなしていこうと思います。」
「そっか、貯めてるのは偉いな。なんか目的でもあるのか?何かが欲しいとか。ギルドか。この街の依頼は山ほどあるからやりがいあるぞ。」
「んー、欲しいものとかではないのですが、いつか何かしたいって時のためですね。例えばお気に入りの街とかが今後見つかって。あっ、まだ旅はしたいのですが、まだ知らない街ばかりだから。でもそのお気に入りの住みたいなってところが決まった時に住むための資金とか。あと冒険者以外のなにかしたいなって時のためとか、そんな感じですね!」
「それはいいな、俺もそれは思うよ。例えばさ、冒険者しながらなんかしたいなってのができた時金は少なからず必要かもだしな。」
「レンは大丈夫でしょう。Sランク冒険者だから大金持ちです。」
「おぃ、聞いてたなら言えよ。」
「レンは稼ぐんですけど使わないんですよ、使っても必要なものだけ、あとは武器や防具とかそんな感じです。あとは食事とお酒くらいですね。なので、モエさん、今日の夜ごはんもご馳走になってくださいね!」
「ペラペラと喋りやがって。金の使い道がいまいちわかんねぇんだよ。 あっ、モエ、飯代は気にするな、俺が払う。」
「レンさん、なんか面白いですね!いや、ごはん代次こそは私が!ずっと支払いしてもらってるし、今日のランチだって。」
「こういう時に使わせてくれ」
そう言ってレンさんはニッと笑った。
マリンの街で食べてばかりな気もするけど。
ランチをすませてまた歩き出した。
「結構歩いているが足痛くないか?」
「はい、大丈夫です!歩くの好きですし。」
元の世界の頃は毎日駅まで歩いたり電車通勤もしていた。
歩くのは得意だ。
次は雑貨屋さんなどが並ぶ区画だ。
インテリアになる置物とかも置いてあったりするけれど、私は家があるわけでもないので置くところもない。
もともとインテリアは好きなのだが。
ウィンドーショッピングがてら見て回った。
なんか大きな建物があった。
「レンさんあの大きな建物はなんですか?」
「あぁ、あれはプラザだ。色々な種類の店舗があの建物に入っている。服屋も雑貨屋も本屋とかも。あとは上の方は飲食店フロアもある。」
あー、デパートか。異世界にデパートがあるなんて凄い。
でもこれ回るのはなかなか大変そうなので今度にする。
大都会だな、マリンの街。
色々まわっていたら、そろそろ夕方近くになってきたので帰ることにした。
歩き回ったので、帰りは馬車に乗って帰ることになった。
宿の下の方でちょうどおりれるそうだ。
馬車にガタンガタンと揺られながら海を眺める。
天気が良かったから海がキラキラ光っている。
「疲れたか?」
「あぁ、いえ。んー、少しだけ。でも楽しかったです!ありがとうございます!レンさんこそ付き合わせてしまったから疲れたのでは?」
「いや、良い休日だよ。俺も酒が買えたからな。夕飯はどうするんだ?」
「フフッ。飲むの楽しみですね!夕飯はまだ決めてなかったです。」
「なら、宿で一緒に食わないか?宿の飯も美味いぞ。バーのところで食える。ケイがいるはずだ。」
「それいいですね!今日の朝食もとても美味しかったです!夕飯楽しみです!」
「フッ。モエは食べるのほんと好きだな。一緒に飯食うの楽しいよ。」
「フフッ。食べるのって幸せです!今日も美味しい物たくさん食べます!」
「あぁ、そうしよう、たくさん歩いたしな。」
沢山歩いたからかお腹ぺこぺこだ。
夜も楽しみだな。
宿に着いて私は一度荷物を部屋に置いてからバーに行った。
レンさんがカウンターに座って向かいにいるケイさんと話していた。
「あっ、モエさん。初めてのマリンの街はどうでしたか?たくさん歩いてお疲れでしょう。」
「来たか!飲みながら食おうぜ。」
スックは一緒に見て回って疲れたのか私の肩の上で寝ている。
「ありがとうございます!ケイさん。大丈夫です!たくさん歩いたけど夜ごはん楽しみに帰ってきました! レンさんビールですか?なら私もビールで。」
「それは良かった、ビールですね!お待ちください。」
「おぅ、先に飲んでた。なんか食いたいものあるか?」
「ありがとうございます。」
レンさんはメニューを見せてくれた。
イタリア料理って感じのメニューだった。
どんなものかわかりやすいから選ぶのが困らない。
「お料理のご注文はお伺いしますよ。」
ケイさんはビールを持ってきてくれて言ってくれた。
「なんでも好きなもん頼め。」
「えっと。カプレーゼ!生ハムとモッツアレラチーズですよね?」
「はい、そうです。生ハム、モッツァレラ、トマト、それにバジルの葉とバジルソースです。」
「カプレーゼと海鮮のサラダとあとはこの魚介類のトマトパスタ!」
「かしこまりました。」
「レンさんは何か食べたいものは?」
「んー、唐揚げとチーズとウィンナーのピザ」
「じゃぁ、とりあえず乾杯しましょう!」
「あぁ」
「「乾杯!」」
「今日はありがとうございました!お買い物たくさんできて楽しかったです!結構お金も使いましたが。」
「いや、いいんだよ。俺も久々に休みとったし、酒も買えたから。確かにたくさん買ってたけど金大丈夫か?」
「あっ、お金は大丈夫です。別で貯めてる分もありますし、ゴダの街で沢山貯めましたから。でも明日ギルドに行って早速この街で依頼をこなしていこうと思います。」
「そっか、貯めてるのは偉いな。なんか目的でもあるのか?何かが欲しいとか。ギルドか。この街の依頼は山ほどあるからやりがいあるぞ。」
「んー、欲しいものとかではないのですが、いつか何かしたいって時のためですね。例えばお気に入りの街とかが今後見つかって。あっ、まだ旅はしたいのですが、まだ知らない街ばかりだから。でもそのお気に入りの住みたいなってところが決まった時に住むための資金とか。あと冒険者以外のなにかしたいなって時のためとか、そんな感じですね!」
「それはいいな、俺もそれは思うよ。例えばさ、冒険者しながらなんかしたいなってのができた時金は少なからず必要かもだしな。」
「レンは大丈夫でしょう。Sランク冒険者だから大金持ちです。」
「おぃ、聞いてたなら言えよ。」
「レンは稼ぐんですけど使わないんですよ、使っても必要なものだけ、あとは武器や防具とかそんな感じです。あとは食事とお酒くらいですね。なので、モエさん、今日の夜ごはんもご馳走になってくださいね!」
「ペラペラと喋りやがって。金の使い道がいまいちわかんねぇんだよ。 あっ、モエ、飯代は気にするな、俺が払う。」
「レンさん、なんか面白いですね!いや、ごはん代次こそは私が!ずっと支払いしてもらってるし、今日のランチだって。」
「こういう時に使わせてくれ」
そう言ってレンさんはニッと笑った。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
前世で魔神だった男、嫁と再会して旅をします。
明石 清志郎
ファンタジー
高校二年生の神山周平は中学三年の卒業後幼馴染が失踪、失意のままに日常を過ごしていた。
ある日親友との会話が終わり教室に戻るとクラスメイトごと異世界へと召喚される。
何がなんだかわからず異世界に行かされた戸惑う勇者達……そんな中全員に能力が与えられ自身の能力を確認するととある事実に驚愕する。
な、なんじゃこりゃ~
他のクラスメイトとは異質の能力、そして夢で見る変な記憶……
困惑しながら毎日を過ごし迷宮へと入る。
そこでクラスメイトの手で罠に落ちるがその時記憶が蘇り自身の目的を思い出す。
こんなとこで勇者してる暇はないわ~
クラスメイトと別れ旅に出た。
かつての嫁や仲間と再会、世界を変えていく。
恐れながら第11回ファンタジー大賞応募してみました。
よろしければ応援よろしくお願いします。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
かわいいは正義(チート)でした!
孤子
ファンタジー
ある日、親友と浜辺で遊んでからの帰り道。ついていない一日が終わりを告げようとしていたその時に、親友が海へ転落。
手を掴んで助けようとした私も一緒に溺れ、意識を失った私たち。気が付くと、そこは全く見知らぬ浜辺だった。あたりを見渡せど親友は見つからず、不意に自分の姿を見ると、それはまごうことなきスライムだった!
親友とともにスライムとなった私が異世界で生きる物語。ここに開幕!(なんつって)
転生したアラサーオタク女子はチートなPCと通販で異世界でもオタ活します!
ねこ専
ファンタジー
【序盤は説明が多いので進みがゆっくりです】
※プロローグを読むのがめんどくさい人は飛ばしてもらっても大丈夫です。
テンプレ展開でチートをもらって異世界に転生したアラサーオタクOLのリリー。
現代日本と全然違う環境の異世界だからオタ活なんて出来ないと思いきや、神様にもらったチートな「異世界PC」のおかげでオタ活し放題!
日本の商品は通販で買えるし、インターネットでアニメも漫画も見られる…!
彼女は異世界で金髪青目の美少女に生まれ変わり、最高なオタ活を満喫するのであった。
そんなリリーの布教?のかいあって、異世界には日本の商品とオタク文化が広まっていくとかいかないとか…。
※初投稿なので優しい目で見て下さい。
※序盤は説明多めなのでオタ活は後からです。
※誤字脱字の報告大歓迎です。
まったり更新していけたらと思います!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる