異世界で商売はじめました。(〇豚は異世界に出荷よー(´・ω・`)そんなー! )

ヒロ三等兵

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124話.リア充に爆破された。

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 いつもの朝だ……
 そして、いつもの天井だ。

 ただ違うのは、私の寝室のベッドにキャリーが寝ている。
 日替わりで私と一緒に誰かが寝るという、決まり事の初日の相手が彼女だったのだろう。
 彼女の事を気にし過ぎると大変な事になるので――
 いつものように起きようと思い立ち上がろうとしたら、キャリーに腕を掴まれた。

「おはよう。キャリー起きてたんだね」

「お兄さん、朝の挨拶がまだですよ」と彼女が言い、そのまま抱きついてキスしてきた。

「それじゃ、お仕事頑張ってきますねー!!」と言って、彼女は部屋を出ていった。
 私は、彼女の後ろ姿を目で追っていた。

 ハッ!?

 軽く混乱が入ってしまったぞ。
 と、とりあえず――今週やる事を思い出そうか?

 今日は武器製造の1日目だ。
 とりあえず、武器製造の四日目には4日分の仕入れを纏めて行う。
 それと、ノルニルさんの街の案内は今日が最終日というところか……

 いつも通りに仕事を行い、お昼まで時間を過ごし昼からは城下街のお屋敷へ向かった。
 お屋敷の門の前に、ノルニルさんが待っていた。

「お待たせしましたノルニルさん。
 今日が最終日ですけど、案内をよろしくお願いしますね」

「ハイ、今日はどこに行きましょうか?」

「すでに行きたいところは、ほぼ案内してもらいましたよ。
 ノルニルさんが行きたい所はありますか?」

「それでしたら、東の砂浜に狩りにいきませんか?
 このあいだのギルド依頼に砂浜のモンスター討伐はなかったです?」

 ギルドの依頼書をめくっていくと、4件程条件がヒットした。
 シーモンキーの魔石、海サソリの魔石、シーバードの魔石、シースルーの魔石の四つだ。

「ロックバレーは私だけだと難しいですけど……
 東の砂浜と南の山岳は私だけでも狩りができるんですよ
 だから、狩場の案内もできますよ」

「へぇ……そうなんだ。
 せっかくだし、この街の先輩冒険者の案内を受けてみようかな」

「それじゃ、行きましょう」と言って、彼女の後をついていく形になった。
 
 私の視点は、ある一点を時折みていたのはいうまでもない。
 しばらく東へ移動したら潮の香りがし始めた。

 海が近いのかな? そんな事を考えながら移動していた。
 それとは別にシースルーってなんだ? 等と考えていると――足元が土から砂へ変わっていった。

「ねぇ? ノルニルさん。
 シースルーって、どんなモンスターなんです?」

「んー?  自分の姿に化けるモンスターですよ。
 少しだけ透けた服に、水着をつけたようなかなり恥ずかしい姿に化けるらしいです。
 一応、ボスモンスターらしく出現条件もあるらしいですね。
 ちなみに私は見た事はナイです」

「ちょっと待って!! それって、ノルニルさんの水着姿が間接的に拝めるかもしれないって事ですか?」

「ボスモンスターですし、そうそうでないと思いますよ。
 それに、二階堂さんの水着姿かもしれませんし」

「却下だ、却下!!  水着は可愛い女性が来てこそ価値がある。
 野郎の水着には興味ありません!!」と、俺はハッキリと答えておいた。

「パーティリーダーをお願いしますね。
 ノルニルさん」

「はい」

 私は彼女が作ったパーティへ参加した。

 [パーティ名:二階堂さんがセクハラするので困っています]って、オイ!!

「パーティ名は、どうにかならなかったんですかね」

「でも、さっきの移動の時も……
 私のお尻ばかり見てましたよね」

 ぎくっ!!

「そ、ソンナコトナイヨ」

「パーティ名はそのまま継続で……」「そ、そんなー!!」

「目的地に着きましたよ!! さぁ、狩りを始めましょう。
 私が前衛で、二階堂さんは後衛をお願いしますね」

「はーい、支援かけますね」

 [ブレッシング]と[スピードアップ]の魔法をパーティにかけた。

 しばらく、彼女をリーダーとして探索を行うと……
 シーモンキーが2匹現れた。
(砂浜に住む猿型モンスターである)

 他人の戦闘を見るのは、初めてかもしれない……

「フォロー必要いりますか?」

「問題ないですよ、これくらいなら」

 彼女の職業は盗賊らしく――
 スピード重視の戦闘スタイルでモンスター相手に間合いを詰めて、ミスリルのナイフをモンスターの首切りつけた。
 そして、彼女の一撃でモンスターが絶命した。
 
 早いな……
 2匹目のシーモンキーは仲間が潰された為、怯えて逃げ出した。

 ノルニルさんは、換えのナイフを手に持ちシーモンキーの背中めがけて投げつけた。
 シーモンキーの背中に投げたナイフが突き刺さり、背後から攻撃を受けたシーモンキーは1撃で絶命した。
 このモンスターも一撃で撃破か…… 
 
 ノルニルさんって、結構強いのか?
 そんな感じで彼女の戦闘を見ることができた。

 その後に、シーバードや海サソリが襲ってきたが、空を飛ぶシーバードに関しては俺が魔法で処理をして、海サソリはあっさりとノルニルさんが処理した。
 その後も数々のモンスターを討伐し、マップ埋めをしながら砂浜を探索していると……

 水着の女性の後ろ姿が見えた――女性は海の方角をみているようだ。
 なんで、こんなところに水着の女性が? と思い【マップ】を確認する。
 えっ!?  彼女が立っている場所にモンスター表示が行われた。

「二階堂さん。出くわしてしまいましたよ。
 ボスモンスターのシースルーです」

「って事は、アレはノルニルさんの水着姿!!」

「腐ってもボスモンスターですので、逃げるなら今のうちですけど……」

「ノルニルさんの水着姿は是非、拝みたい気が……」

「パーティ名に偽りなしじゃないですか」と言って、彼女が呆れていた。

「姿はノルニルさんでも、モンスターなんですよね?」

「そうみたいですよ……」「微妙に攻撃しにくいですよね」

 [鑑定]スキルを水着の女性に対してかけてみた。

 名前:シースルー
 種類:悪魔系ボスモンスター
 性別:なし
 弱点:聖属性

 [鑑定]してる間に、シースルーはこちらに気づきコチラに向き直した。

「二階堂さん。私達が話してる間にモンスターに気づかれてしまいしたよ。
 私が最初戦いますんで、何かしら倒す方法を考えてくださいね」

[ブレッシング]と[スピードアップ」の魔法をパーティにかけて戦闘開始だ!!
 水着のノルニルと冒険者姿のノルニルが向き合って対峙している。

 正直、どちらも可愛い……。っと、いかんいかん。

 何か対策を練らねば……。弱点の聖属性ってなんだ?
 聖属性のスキルって使った事あったっけ?
 使ったことはないけど、あった気がする。

 思い出した、[ホーリーライト]だ。それなら、アレと組み合わせればいけるかも。
 そんな事を、俺が考えている間もノルニルとボスモンスターは戦闘を続けていた。
 ノルニルの攻撃が決まってはいるが、モンスター相手にダメージが通る様子がない。
 時々、ノルニルも攻撃を食らっている為、[ヒール]の魔法を使い彼女を支援していた。

 しかし、これじゃ埓があかない。
 ノルニルに支援魔法をかけた後、水着姿のノルニルを舐め回すようにガン見しつつ移動して彼女達の周り四箇所に魔石を配置した。

「試したい魔法があるんで、試すよ!!」

[聖域]の魔法を、ノルニルとモンスターに対して発動した。

 あっ、モンスターの変身が解けていく……
 水着姿の女性の姿が、男性の姿へと変貌していった。
 シースルーは男性の悪魔であったのを確認し、俺はブチ切れた。

「男の純情を踏みにじりやがって、許さんぞ!! 貴様ぁぁぁぁ!!」

「「えっ!!」」 ノルニルと一緒になって、シースルーは驚いていた。

 ミスリルの剣にホーリーライトを付与し、聖属性を付与した。
 その後に、[ホーリーライト]の魔法で直接シースルーを狙い打った。
 魔法攻撃が直撃したが、モンスターの倒れる気配はない。

 次に、悪魔の変身に騙されていたのが許せなかった俺は全力でシースルーに斬りかかった。
 魔法剣による攻撃を受けたシースルーは真っ二つに切り裂かれた。

「やったか?」と、俺はお約束の台詞を言ってしまった。

 真っ二つに切り裂かれたシースルーは、風に流されて俺から離れた所でくっついて復活した。
 俺が攻撃する事によって溜飲が下がったので、少しだけ冷静になれたので態勢を立て直すことにした。

「くっそ、ウザい!!
 ノルニルさん、武器に付与入れるから。
 さっきと同じように戦闘してみて」

「ハイ」

 彼女の武器に聖属性を付与した後に支援魔法もかけた。

「しきりなおし行くよ!!
 どうせアイツは、この聖域から出られないからね。
 男の純情を踏みにじりやがって、塵も残さず抹殺してくれるわ!!」
 ……と、俺は言葉を発していた。

 約1名の気合の入りかたに――
 モンスターだけではなく、味方まで驚いているようだった。

「そしたら、再び前衛お願いしますね」「はい」

 ノルニルが一気にモンスターへの距離を詰めていった。
 ボスモンスターに対して剣撃を次々と加えて行く……

「いい加減にしろ小娘と小童が!!」

「えっ、お前って喋れたのか!?」

「私がどんな思いで、ココに現れたかわかるか!!
 小童みたいに狩場にカップルで来るような不届き者に破局をもたらすのが、この私だ!!
 リア充は爆発しろ!!」

 はぁ? アホくさ。
 何を言ってるんだこのモンスターは……

「ノルニルさん。このアホの相手しなくていいから。
 聖域から、ちょっと出てくんないかな?」

 彼女が聖域から出たのを確認して、俺も聖域から出た。

「もう、いいわ。
 シースルー。お前だけは許さない……お前が爆発しとけ」

[エクスプロージョン]の魔法を聖域の中に打ち込んだ。
 聖域の中で、爆発が起こりシースルーを巻き込んだ。

「ぐはっ!! そんな魔法が私に効くわけがなかろう」

「あっそ!!」
 更に、[エクスプロージョン]の魔法を撃ちこんだ。

「グォォォ、この辺で許してやるから。
 この聖域を解いてくれたまへ……」

「ふーん」
 ……と言って、3発目の[エクスプロージョン]の魔法を放った。

「…………」

 完全に無言になり、シースルーは悲惨な姿になっていた。

「それじゃ、トドメな」

[エクスプロージョン]の魔法を再び打ち込んだ。

「覚えてろリア充ども、私は何度でも蘇る!!」と、シースルーは謎の台詞を残し爆散し足元に魔石が落ちていた。
 4度のエクスプロージョンを耐えた聖域は、当然のようにぶっ壊れた。

 ボスモンスター:シースルーを討伐した。

 アレッ?  ボスを倒したのにレベル上がらないの?
 いろんな意味で、残念すぎるボスモンスターだったな……
 そんな事を考えながら、シースルーの魔石をマジックバッグ(仮)の中に突っ込んだ。

「それじゃ、街に戻ってから分配しようか」

「はい、何だったんでしょうか?」

「さあ?」

[クリア]の魔法をパーティに使った後に、【転送魔法】を使い屋敷前に到着した。

「とりあえず、シースルー以外のモンスターの魔石と肉の代金は半々に分けるとして……
 例のモンスターの魔石はどうします?」

「私は、二階堂さんに武器を買っていただいたんで――
 その魔石は二階堂さんがもらってください」

「そうですか?  それで、ノルニルさんの本心は?」

「正直、気持ち悪すぎて持っておきたくないです」

「うん、解る。
 それじゃ、ギルドで精算しましょう」

 東の砂浜での狩りが終わったので、ギルドにて清算を行うことになった。
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